特に新しい情報はないけど、オンライン視察というインドネシアへの国辱的な扱い。
習近平も乗らなかったインドネシアの高速鉄道、“中国製”の安全性に懸念? 日本に再び秋波を送るが
11/17(木) 5:59配信 デイリー新潮計画は延びに延び、来年6月に完工とされているが…
インドネシアのバリ島で11月15日から開催されていたG20(主要20カ国・地域)首脳会議が16日に幕を閉じた。議長国のインドネシア政府、そして議長として会議を仕切ったジョコ・ウィドド大統領にとっては、米バイデン大統領や中国の習近平国家主席、日本の岸田文雄首相らを迎え入れる、一世一代の晴れ舞台となるはずだったのだが……。【インドネシア在住ライター】
ジョコ・ウィドド大統領にとってG20と共に重視していたのが、首都ジャカルタから西ジャワ州バンドンを結ぶ全長142キロの高速鉄道の試運転だった。習近平国家主席と同乗しての「試乗」である。ところがこれは「オンライン視察」という形に終わってしまった。
この高速鉄道をめぐっては、2015年、技術的に優勢だった日本のプランを袖に振り、インドネシアが中国と手を組むことになったことは知られた話だろう。中国が提示したとにかく安価な建設費、しかもインドネシア政府の国費投入を求めないという条件によって進められているインドネシアの国家的プロジェクトである。
ところが、多数の中国人労働者が投じられた鉄道建設は、インドネシア側の用地買収の遅れやトンネル工事の遅延、洪水や土砂崩れ、周辺建物のひび割れといった問題に当初から直面した。計画では2019年の完工を目指していたが、工事は遅れに遅れ、現在は2023年6月の営業運転開始を目標にしている。
膨らむ経費で政府が国費を投入
特に難題だったのが建設費だ。計画が遅延する過程で当初予算の60億7000万ドル(約9313億円)は膨らみ続け、最終的に79億ドル(約1兆1030億円)になり、中国の追加支援を求めても不足する事態に。インドネシア政府は今年3月、約357億円相当の国費投入を決断。「自分の懐を痛めずに完成する」と見込んでいた目論見が崩れわけだ。
しかし、国費を投入しても建設費は不足しており、インドネシア政府は中国に再び追加支援を求める厳しい財政状況が続いている。
再び日本に秋波を送るも…
「恥も外聞」もなくなったインドネシア政府が目をつけたのが日本である。現在、日本が進めるジャカルタから東ジャワ州の州都スラバヤまでを結ぶ在来線の高速化計画を利用し、バンドンから高速鉄道を延伸するかたちで北部海岸線と結ぶ計画を立て、日本の協力を求める方針をジョコ・ウィドド大統領が示したのだ。
しかし、高速鉄道計画の受注をめぐって屈辱的な扱いを受けた日本は、インドネシア側の「勝手な提案」をこれまでのところ断り続けている。
一応、無理な理由としては(1)在来線は狭軌(レールの幅が狭い)で高速鉄道は広軌という違い、(2)延伸するにしてもトンネルや橋梁などの安全基準が日本と中国では異なる、(3)在来線のルート変更が必要になる、といった点を挙げている。
こうなるとジョコ・ウィドド大統領としては、G20の機会を利用して習近平国家主席と共に高速鉄道に試乗し、内外にアピールするしかない。
同乗計画は中国側の確実な合意もないまま、インドネシア国内で期待が膨らんでいた。だが10月末には、ルフット・パンジャイタン調整相(海事・投資)が「両首脳はバリ島からオンラインで高速鉄道の建設進捗状況や試験走行などを視察することになるだろう」という軌道修正を示唆していた。
そして試乗がキャンセルとなり、インドネシア政府は慌てふためいた。試運転の様子などを習近平国家主席とジョコ・ウィドド大統領がオンラインで視察することを取り付け、なんとかメンツを保ったのだった。
中国製の鉄道、安全性への懸念
中国側は試乗キャンセルの理由を明確にはしていない。習近平国家主席の外交日程の都合といわれている。しかし、実際の理由はほかにありそうだとの見方もある。
それは高速鉄道の「安全性への危惧」だ。すでに試験走行を9月に行っているとはいえ、中国の最高指導者でもある習近平国家主席を安全性が担保されていない建設途上の高速鉄道に乗せるのは「リスクが伴う」と判断された可能性が高いのだ。
実際、中国の鉄道技術のレベルは極めて低いと言わざるをえない。振り返れば2011年7月、中国浙江省温州市で落雷で動力を失い高架に停車中の高速鉄道に別の列車が追突、脱線して4両が高架下に落下・宙吊り状態となり、40人が死亡した事故があった。
しかも事故の数日後には、落下した車両が全て地中に埋められ、事故原因の究明は行われなかったとされている。内外からの批判とともに鉄道関係者からは「ありえないこと」との指摘が出た。
また2022年の10月、中国貴州省榕江で高速鉄道が崩れた土砂に乗り上げ、近くの駅のホームに追突して運転士1人が死亡、乗客8人が負傷する事故も起きた。
こうした自国の鉄道技術の低さを知る中国政府が、自国の労働者の手によって建設された車両や運行システムで走るインドネシアの高速鉄道の安全性に疑問を呈し、習近平国家主席の試乗をキャンセルしたとすれば笑止千万だ。
インドネシア政府や高速鉄道関係者にしてみれば、無情な試乗キャンセルに「ジャカルタに訪問すらしないとは……」とショックを隠し切れないことだろう。
…学びがある! 395
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オンライン試乗は、できなかったんですか?
ちょっと意味が分からないww メタバースでインドネシア新幹線用意するか?
来年開業と言われても、信用できないですよね・・・。
インドネシアの人口が2億人だから将来性が素晴らしいと褒める声が一部であるけど、何もないと思うね。こんな不採算インフラを造られ放置されてしまったんだから。
安全性が問題なら、大統領が試乗すればいいと思います!
したくないんじゃない?まだ死にたくないだろうから。最初に乗るのは末席の大臣とか地方自治体の首長辺りになるだろう。そして開業後はトラブル連発と。
ネットユーザーの反応です!
・日本を頼られても困ります。他国が作った軌道に日本の車両を走らせるのは、問題があります
・途中からの援助を断るのに、当然の理由です
・中国が張り子のトラであることが、ドンドン明るみになってます
・結果的に、日本は受注しなくて良かったのでは?
インドとインドネシアを似たような国だと思って受注競争に参加したのだろうが、全然違うから競り負けて正解だったかもね。中国でも手を焼くカオス途上国、それがインドネシア。
インドネシアの皆さん、このまま中国の評判を落として下さい!そうすれば評価します!お願いします!
どんな要望だよww