韓国銀行は今年2月に基準金利を3.5%で据え置くことを決め、利上げを一旦は停止させた。米国がこれ以上金利を上げず4%台後半で収まればそれでよかったかもしれない。だが現実は厳しい。
米FRBのパウエル議長は先日の議会証言で利上げを再度強化する方針を示唆した。インフレが思うように軟化していないことが理由だ。仮に今年あと数回の利上げを実施すれば、米国の金利は5%台中盤～後半にまで達する可能性がある。
韓国がもし今の金利を維持すれば、3.5%と5.5%なら2%も開いてしまうことになる。さすがにそこまで金利差が大きくなると、ウォンを売らない理由の方が乏しくなる。つまり通貨危機レベルのウォン叩き売りが再開することになるだろう。
パウエル議長の証言を受け、韓国では来月にも利上げを再開する可能性が出てきた。2月の金利据え置き決定時には株、債券、通貨すべて売られたことから、次の通貨政策方向会議でも据え置きともなればウォン暴落が再開しかねない。
コメント欄では「韓国はこれ以上の金利上昇に耐えられるのか？電気やガス代の支払いすら厳しい」「2%の金利差になったら追随できるのか」「日本にスワップ言い出さなければ別にいい」と韓国を突き放す意見が多かった。次の通貨危機では韓国を助けないという方向で日本の世論は一致している。（黒井）
韓米金利差２％に広がる可能性も…韓国銀行、４月利上げの可能性高まる（中央日報日本語版）
3/9(木) 9:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed35aa963fac40c05dd6630483278e86d6f0e6b3
