3月17日のダウ平均株価は前日比で-1.19%の384.57ドル安となった。終値は31,861.98ドルで、再び32,000ドルを割り込む展開だ。
FRBが3月15日までの1週間で合計1,648億ドルを貸し出していたことを明らかにしたが、この金額は2008年の金融危機時の1,100億ドルを上回っていることから、中小金融機関の資金調達状況が悪化するとの懸念で再び銀行株が売られた。
ファーストリパブリック銀行は-32.80%暴落し23.03ドルで引けた。巨額の支援でも売り圧力が止まらない状況だ。
今後金融機関の融資基準も厳格化される見通しなことから、各企業の資金繰りが悪化し景気後退が長期化する懸念も生じ始めている。
来週のFOMCでは0.25ポイントの利上げが有力となっているが、市場の関心は徐々に利下げの有無とその時期に向かいつつある。当面は高金利を維持する可能性も強まっている。
ダウ平均は一時500ドル近く下落 ファースト・リパブリックに再び売り=米国株前半
2023/03/18(土) 02:39
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