韓国の貿易赤字増加に歯止めがかからない。最大の輸出先である中国に、最大の輸出品目である半導体をろくに輸出できていないからだ。
3月21日に韓国関税庁が明らかにしたところによれば、主要輸出国10カ国のうち前年同期比で増えたのは米国向けのみで、中国向けの輸出は前年同期比-36.2%激減となっている。
中国への輸出の柱となっている半導体の不振が止まらない。3月に入ってからも-44.7%急減した。需要の減少に加えメモリー単価の下落が響き、去年5~6月に3.35ドルだったのが今年1~2月には1.81ドルまで落ちた。ほぼ半額になったわけだ。
2月の経常収支はまだ出ていないが、1月に45.2億ドルという巨額の赤字を計上してしまっただけに危惧される局面だ。
コメント欄では「政府や国会が親日と反日で真っ二つ。支持率と勢力争いに夢中です」「韓国も新興国に食われていくようになった」「中国と韓国の技術格差がなくなりつつある」と悲観的な意見が目立った。「エネルギーの輸入減少は企業活動の減少だ」と韓国が好材料だと思ってることも悪材料になり得るという指摘もあった。(黒井)
中央日報:韓国の輸出、主要相手国10カ国のうち米国除きすべてマイナス