[3/24] ダウ平均株価132ドル高 欧州銀行危機で午前中は急落

3月24日のダウ平均株価は欧州の銀行株安を受け寄りから300ドル近く急落したものの、その後引けにかけてプラスに転じた。前日比+0.41%の132.28ドル高で32,237.52ドルとなった。

ドイツ銀行やUBSを巡る懸念から欧州市場は大幅安となり、その余波で米国でも売りが先行した。だが米国の銀行に関しては特別な悪材料が出なかったことから小幅の上昇となった。

FRBのセントルイス地区連銀のブラード総裁が「金利を想定以上に引き上げる必要がある公算」との見解を示しながら規制当局の迅速な対応をアピールしたが、利上げこそが銀行連鎖破綻危機を招いただけに説得力に欠ける。

市場参加者からは「FRBはインフレ率が高すぎるという事実以外何も分かってない」と落胆の声も漏れ伝わっている。

S&P 500は+0.56%で22.27ドル高の3,970.99ドル。ナスダック総合は+0.31%で36.56ドル高の11,823.96ドルといずれも小幅高となった。

アップルは0.83%高の160.25ドル。7カ月ぶりの高値水準となっている。一方渦中のファーストリパブリック銀行は-1.36%安の12.36ドルとなり最安値圏。

ロイター:NY市場サマリー(24日)ドル・株上昇、利回り低下

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