韓国の愛国日報こと中央日報は世界国債インデックス(WGBI)やMSCI先進国指数に韓国が追加されることを夢見ているようだが、当面難しいことが分かった。
WGBI編入国は毎年3月と9月に決定されるが、今月中に韓国が入るのはほぼ無理になった。次の機会があるとすれば9月だが、このタイミングでもやはり難しいと考えられる。
韓国は2022年9月に観察対象国に指定されたものの、通常最終的に編入されるまで2年間が必要になるからだ。よって最速でも2024年9月が標準のペースで、それより早ければむしろ高い評価を得たことになる。
愛国日報は「WGBIへの編入は今年9月にも可能」としているが、例によって根拠は皆無だ。WGBI編入ならば国際金融資本がどっと流れ込み、韓国で慢性的に続く資金繰りの問題が解消されることになる。現段階では願望でしかないと言える。
MSCIの方に至ってはまだ観察対象国にすら指定されていない状況で、もし来年指定されたとしても編入は「最速で2025年以降だろう」と大信証券のキム・ジョンユン研究員は話している。
MSCIの名前にも入るモルガンスタンレーは米国の企業であることから、韓国が中国に置く半導体工場を閉鎖するなどして「先進国らしさ」をアピールする必要があると考えられる。
コメント欄では「今の苦境を編入で乗り越えたいという魂胆が見え見えだけど、そんな危ない国を組み込むのはあり得ない」「以前編入確実という記事を見た。事実と願望を混同するな」と厳しく諭す意見が目立った。「モルガンやゴールドマンが相次いで韓国事業を縮小し撤退してる」「日本の与信に頼ってるうちは先進国編入は無理」と韓国の厳しい現状を明らかにする声も多かった。(黒井)
感想
- ふざけるな (0)
- やめろ (0)
- おかしい (0)
- 許せない (0)
- 素晴らしい (0)
- 驚いた (0)