日本企業のファナックの韓国法人が巨額の配当を実施し、株主である日本本社に500億円超を送金したことが確認された。
朝鮮日報によれば、韓国ファナックは去年末に株主に6,000億ウォン規模の特別配当を実施すると決定。日本円でおよそ600億円となる。2020年や2021年は30億円規模だった配当だが、2022年には一気に20倍規模に膨れ上がったことになる。
韓国ファナックの株主比率は日本本社が94.7%となっており、配当のほぼ全てを日本が受け取ることになる。すなわち韓国から富が500億円流出したと言える。
ファナックが得意とする数値制御装置(NC)の牙城を崩すことは難しい様子だ。DNソリューションズ(旧斗山工作機械)や現代ウィアなどが韓国製のNCを少量供給しているものの、肝心の韓国の工作機械オペレーターがファナック製を好むという。
韓国文在寅政権時代にフッ化水素の輸出管理強化を受け国産化を叫んだが、重要技術や装置に関しては依然として日本に依存する状態が続いている。(黒井)
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