中国の新興EVメーカー恒大汽車(正式社名は恒大新能源汽車集団)は、資金調達ができない場合工場の操業停止に追い込まれる可能性があると発表した。恒大汽車は不動産大手で経営危機に陥っている恒大集団の子会社である。

恒大汽車の初の市販モデル「恒馳5」の売れ行きは目標を大幅に下回っており、これまでの納車台数は900台余りにとどまっている。恒大汽車は香港証券取引所に上場しているが2021年の決算報告書を期限までに提出できず、2022年4月から株式の取引が停止されている。

親会社の恒大集団は2019年にスウェーデンの自動車メーカー「NEVS」を買収し、EV製造に参入した。しかし2021年に入って恒大集団の資金繰りが急速に悪化し、恒大汽車の資金調達が困難になった。同社はスウェーデンのNEVSの売却を試みたが買い手は見つからなかった。そのためNEVSは会社の休眠計画を実行に移し、全社員の9割以上にあたる320人を6カ月以内に解雇する予定である。

コメント欄では以下のような意見が並んだ。

・中国の不動産大手が負債で経営危機に陥っているため、子会社のEVメーカーがまともに経営や製造ができない。

・恒大はまだ生き延びていたのか。負債額30兆円と言われていたはず。

・異業種からEVへの参入が簡単であることから新参者が多いが、安全性や保証面での懸念がある。

・EV市場は衰退が加速し、関連企業が倒産・廃業するだろう。

(黒井)

中国「恒大集団」のEV子会社が操業停止の危機
https://news.yahoo.co.jp/articles/4062f8ad14e9b9f4b899b78cc01f495afa1cab6e

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