アーク・インベストメント・マネジメントの創設者であるキャシー・ウッド氏のファンドは、資金が流出する苦戦を経験している。
ブルームバーグのデータによると、ウッド氏率いるアークの上場投資信託のうち、2023年に入ってから旗艦ファンド「アーク・イノベーション・ファンド（ＡＲＫＫ）」を除く全てのファンドが資金流出となっている。
ウッド氏とアークは新ファンドの需要が低調な状況下で、最新ファンドの手数料を一部免除するなどの対策を講じている。多くの投資家が押し目買いしていた昨年の下落時には熱狂があったものの、現在はその熱気が冷めつつある。
投機性が高く利益の上がらないテクノロジー株の見通しが悪化したことが原因で、カルト的なファンも失われつつある可能性がある。
コメント欄では多くの人々が、ウッド氏のファンドがカルト的な信奉によって支えられていたと感じているようである。また、ウッド氏のファンドにはテスラ株が多く含まれていたため、テスラに対する信仰心に基づくものではないかという意見もある。一方ETFに対する批判もあり、イノベーションに期待する銘柄に直接投資することを勧めるコメントもあった。（黒井）
キャシー・ウッド氏、神通力失ったか－資金流出、新ファンド需要低調
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cc6706e2dc632d962319dbc095cd464e3329767
