大韓航空(KE1118)とエアプサン(BX8027)の旅客機がソウルの金浦空港であわや追突事故になるところだった。大韓航空の旅客機は済州空港から金浦空港に向かっていたが、誘導路を外れ滑走路に侵入する事故が発生した。同時にエアプサンの旅客機が離陸過程にあった。エアプサンは機首を持ち上げ、大韓航空機との追突をかろうじて回避することができた。
もしエアプサン旅客機の離陸が少し遅れていた場合、2機が衝突する大型事故につながっていたかもしれない。大韓航空KE1118便はボーイング737-900で約200人以上が搭乗できる機種で、エアプサンBX8027便はエアバスA321-200で195席の定員がある。
離陸過程ではエンジン出力を最大まで高めるため、滑走路の出入りを厳格に制限している。匿名の航空業界関係者は「危険な状況だったのは間違いない」と述べた。ソウル地方空港庁が誘導路と滑走路の管轄をしており、もし管制に問題があった場合国土交通部も責任を負うことになる。ソウル地方空港庁関係者は「関連事案を調査中であり、滑走路に侵入しないよう指示したが、実行されなかったと理解している」と語った。
一方大韓航空は「当社の航空機はエアプサン航空機が離陸する滑走路を侵したことはない」とし「当時滑走路でエッジから70メートルほど離れた待機ラインを通過して停止した」と主張した。さらに「運航乗務員と空港管制官間の疎通に問題があったことを確認し、これについては綿密に調査する予定」と付け加えた。
コメント欄では以下のような意見が並んだ。
・韓国の航空会社は近年、命に関わるトラブルが多い。
・金浦空港の構造や今回のアクシデントについて。通常着陸機は外側の滑走路に着陸し停止線で止まり、離陸機が通過するのを待ってから駐機エリアへ向かうが、今回は内側の滑走路手前の停止線で止まれず、機体が離陸中の内側の滑走路に入ってしまった。
・韓国機や中国機の着陸時の滑走路進入速度が他国の航空機より速い。
・他国の民間機の操縦士は軍隊パイロット出身者が多く、荒くて無茶をする傾向がある。
・重大インシデントにあたるかもしれないという事例であれば、運輸部門の省庁が早めに公表することが一般的だ。
・韓国の航空会社のパイロットの操縦が適当で、海外の空港でも問題を起こしている。
・大韓航空の事故が目立つようで、他国の一流航空会社ではこのような記事はあまり見たことがない。社内の教育と訓練に問題があると感じる。
・韓国では国家機関から国民に至るまで、責任のなすりつけ合いが多く、自己省察が足りない。
(黒井)
大韓航空機、着陸後に停止線を侵犯…他社機とあわや追突
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eb13b09a5a277d90463a2f4398570bc79cc4cd0
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