2023年4月27日、韓国の半導体専門家であるファン・チョルソン客員教授は、米国が掲げた「毒素条項」を克服するために、技術力の増大や人材養成が必要だとの見解を示した。
彼は、メモリー半導体の価格が安く固定されているため、生産能力拡大が損害を埋める核心であると指摘した。このため、半導体法の補助金支援を受ける場合、海外懸念国での先端半導体生産能力を制限するという条項が設けられている。
現在、韓国の主要な半導体メーカーであるサムスン電子とＳＫハイニックスは、中国工場での生産の割合が大きいため、この条項が問題視されている。
ファン教授は、最新装備や技術導入が必要であると強調し、「これを打開する根本的解決策は先端装備の導入であり、装備に対する権利をどこまで確保するかの問題と直結する」と述べた。
彼はまた、ＮＡＮＤ型フラッシュに「チップ面積縮小技術」を適用すればガードレール条項を無力化できると述べたが、ＤＲＡＭにはこの技術を使えず、ガードレール条項を克服しにくいと懸念した。
彼は、「そうでない場合、韓国のメモリーの大部分を生産する中国工場から『秩序正しい撤収』をしなければならないかもしれない状況」とも述べた。
さらに、人材養成が重要であるとの指摘もあった。半導体人材の育成や外国人材誘致戦略が必要であると述べられた。韓国政府は、メモリー半導体覇権を持つために、米国が毒素条項を検討しなおすように交渉しなければならないとの主張がある。
コメント欄では以下のような意見があった。
「中国に進出しなければトラブルも無い。『秩序正しい撤収』することになるかも・・・秩序正しく出来るかどうかは中国次第。」
「中国に施設売り払って米国に投資したら全部解決するのに。」
「韓国が『撤退するぞ』と言っても、中国は『どうぞどうぞ』と言うだけかもしれない。」
韓国の半導体専門家「先端装備なければ中国から『秩序正しい撤収』することになるかも」
https://news.yahoo.co.jp/articles/86d35a9b6b9b25fded9c68f3f35110a231599399
