中国の鋼材市況は低迷が続いている。中国全国主要鉄鋼40社の重型鉄スクラップ購入価格は先週末に1カ月間続落して、約4%下落し、4カ月ぶりの安値になった。

低調な不動産市場が影響して、家電や自動車の販売にも影響し、需要が伸びず、需給が緩んでいる。

一方、鉄鋼メーカーの粗鋼生産は4月も増え続け、過去最高の水準に迫る勢いである。しかし、国内で吸収しきれずに海外に流出しており、アジアの鋼材市況も軟化させている。現地の経済の実感はよくないとの声もあるようで、需要不振の中で市況は軟調に推移しそうだ。

日本国内の鉄スクラップ相場も1カ月以上下がり続けており、26日には更に下落した。軟調な海外相場とルーズな需給バランスが要因となっている。

関東の鉄スクラップ相場もゴールデンウィーク明けも下落基調が続く公算が大きいとのことである。アジア向けの輸出が低迷し続けており、需給バランスを崩している。韓国やベトナムの不動産不況による鉄鋼需要の減退が背景にある。

関東電炉のH2買値も6週間で累計7000円前後下がっており、来月にかけてさらに下押しする予測が複数の市場関係者から聞かれている。

中国の鋼材市況続落 低調な不動産市場影響
https://news.yahoo.co.jp/articles/681c76b668ca0d1cd2dfa1e362f8f81cfa045193

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