中国の習近平国家主席とウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアによるウクライナ侵攻後初めて電話会談を行なった。このタイミングでの電話会談について、作家で自由民主党・参議院議員の青山繁晴氏が、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演して解説した。

青山氏によると、習近平氏が電話会談を受けた理由は、アメリカとの関係を考慮したものだとされる。ウクライナの背後にはアメリカがいるため、小国であるウクライナの大統領に、「ロシアに武器を送るな」と言われることは習近平氏にとっても予想されたことだろう。

しかし、習近平氏は、本音としてロシアにこれ以上ウクライナを攻撃して欲しくないと考えていたようである。

また、最近の米国防総省の機密文書流出事件により、ウクライナの防空体制の破綻が明らかになった。この文書によれば、遅くとも5月3日までには、ウクライナの防空体制は破綻が始まるとされている。

ウクライナの防空能力は、多くが旧ソ連時代に開発された対空ミサイルである。軍事用品は部品が消耗するので、交換する必要があるが、交換部品がない。従って、もう使えなくなる。最悪の場合は、5月中にロシアの大規模爆撃が行われる。

このため、青山氏は、習近平氏がウクライナに中国政府の特別代表を派遣したことに注目した。これは、ロシアに対するもう1つのメッセージであり、「中国の代表団がいるところへ、本当に爆撃するのか?」ということである。

この代表団が具体的に何をするのかは明らかになっていないが、ロシアがこれ以上酷いことを行うと、中国の選択肢を狭めてしまい、台湾有事もやりにくくなる。

そのため、習近平氏は、ゼレンスキー大統領を通じてロシアに「これ以上無残な現実をつくらないで欲しい」というメッセージを送ったとされている。

コメント欄では以下のような様々な意見があった。

「防空体制が崩壊したとしても、漏洩した機密文書が全て本物とは限らない。訓練中や出撃中の事故が多発していることもあり、開戦当初の損害の再来となるかもしれない」

「中国はウクライナから最も武器兵器を買っており、一帯一路政策でウクライナは大切な国。停戦後、ウクライナはNATO加盟を申請する可能性があり、一帯一路政策にも大きな影響が出る可能性がある」

「ロシアのウクライナ各地への爆撃には、この習近平とゼレンスキーの電話会談の影響があったのかもしれない。現実はあんな国に揺さぶられることが残念だが、これが現実かもしれない」

「お互いに思惑があるのだろう。ウクライナと中国は元々友好国であり、一帯一路政策でウクライナは大切な国。戦争については答えは誰もが分からない」

「中国からすれば、どっちに転んでも得をする。実のあるものだった。アメリカが良く使う言葉ですね」

「シューにそういう思想があれば、香港は『1国二制度』であったはず。国会議員が勝手な解釈をして言うこと自体が問題だ」

「真実はまだ当事者の発表がないので全く不明。勝手な解釈を知ったかぶりして、国会議員が言う事自体、問題だ」

習近平氏がゼレンスキー大統領と電話会談したのは「ロシアへメッセージを伝える」ため
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b096cc4d3ee79590094e777fcb2e56a1356c0e2

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