中国の鉄鋼大手、宝山鋼鉄が2023年第1四半期の決算を発表した。同社の純利益は前年同期比で50.6%減の18億5000万元となった。この減益は、原材料価格の高騰と需要低迷が主な原因だった。

宝山鋼鉄は、世界最大の鉄鋼メーカーであり、国有企業の中国宝武鋼鉄集団の傘下にある。同社は、上海証券取引所に提出した資料でこれらの数字を公表した。

第1四半期の売上高は、前年比で8.6%減の786億元となった。同社は、「鉄鋼市場の供給過剰は第1四半期も続き、鉄鋼セクターは強い圧力を受けた。鉄鉱石の価格も上昇トレンドを維持した」と説明している。

同社はまた、2022年の純利益は48.4%減の121億9000万元、売上高は0.9%増の3677億8000万元と発表している。この数字は、同社が直面している困難な市場環境を反映している。

中国の宝山鋼鉄、第1四半期は51%減益 コスト増と需要低迷で
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e428ee44d040393fe9c94f28ec45e22e9560dfc

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