アステラス製薬が、米国のバイオ医薬品企業であるIVERIC bioを買収することで合意したと発表した。この買収により、アステラスはIVERIC bioを100%子会社とすることになる。買収価格は1株40ドルで、買収総額は約59億ドルになる。
IVERIC bioは、眼科領域で新規治療薬の研究開発に力を入れている。買収完了には、IVERIC bioの株主や独占禁止法関連の当局の承認が必要である。アステラスは、2023年度第2四半期中の買収完了を見込んでいる。
買収に必要な資金は、手元資金に加えて、銀行借り入れとコマーシャル・ペーパー発行による約8000億円の新規調達資金を充当する予定である。この買収により、アステラスは眼科領域における新たなビジネスチャンスを創出し、グローバルなバイオ医薬品市場における競争力を高めることが期待される。
コメント欄では以下のような意見があった。
・アステラス製薬の開発シーズが悉く失敗しており、米国戦略も失敗して将来不安を抱えている状況だ。また、抗体医薬などのバイオ医薬品が主流の中、買収で次に繋げようとしている姿勢には業界から懐疑的な見方もある。
・アステラス製薬の買収が、主力の前立腺がん薬「イクスタンジ」の特許切れに伴う売り上げ減少を補う狙いである場合、患者さんのために期待している。
・アステラス製薬の非ステロイドのプロトピック軟膏の開発は、ステロイドのストロング級に匹敵する素晴らしいものだ。
・日本の製薬会社は先進国でも衰退している中、アメリカの製薬会社の買収をするアステラス製薬の体力に驚いている。
・自社の開発が難しい時代には、こうやって資金力でシードを買っていくしか手段はない。かつてのファイザーに似ていると感じている。
・アステラス製薬は大阪道修町発祥の伝統的な薬屋さんであり、応援している。
・日本がアメリカの企業を買収しても、CEOがアメリカ人になることがある。
・8000億円の買収資金が本当にあると良いと願っている。
・日本企業が成長するのは喜ばしい。
・アステラス製薬の社員が中国で拘束された件と買収が関係があるのだろうか?
アステラス、米IVERIC bio買収で合意 総額約59億ドル
https://news.yahoo.co.jp/articles/e44d0e3008c39097240f05cc42077550d987200f
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