最近、米中堅銀行ファースト・リパブリック・バンクの経営不安が報じられ、売却先を決めるために米規制当局が入札を実施している。
この入札には、PNCフィナンシャル・サービシズ・グループ、JPモルガン・チェース、シチズンズ・フィナンシャル・グループなどが参加しているとの報道がある。
一方で、現代ビジネスによればアメリカ経済には懸念材料がある。連邦準備理事会によると、米国の銀行預金は減少傾向にあり、金融システムは依然として脆弱であるとの見方が広がっている。
また、米銀大手の融資残高も減少しており、商業用不動産住宅ローン関連の損失が増大する可能性があるとされている。
さらに、不景気に陥る可能性が指摘されており、米CNBCによると、経済を否定的に捉えている割合が過去17年間で最も高い69%に達している。
これにより、不良債権の増加を警戒した融資先の選別が進むことが予想され、貸し渋りや貸し剥がしが起こる可能性がある。
さらに、アメリカで「ゾンビ企業」と呼ばれる、利益が低く金利負担分すらも稼げない企業が増加しており、上場企業の38%がゾンビ企業だと言われている。
これは長年続いてきた金融緩和政策がもたらした副作用であり、金利上昇局面で資金調達が悪化するなか、これらの企業が不吉な存在として注目を集めている。
ファースト・リパブリック・バンクの売却先が決定することで、アメリカ経済がどのような影響を受けるかに注目が集まっている。
コメント欄では以下のような意見があった。
・バフェットが日本株に投資すると発言したのは、こういう部分も影響してるのかな。ちゃんと商売して儲けてる企業なら信頼できる。商社を買うと言ってたけど10兆円売上のソニー、任天堂もマリオ映画とゼルダなど、製品開発とエンタメというちゃんとした商売で儲けてるし。
・アメリカが日本のバブルを実験で実証済みだからそれは無い。不良債権処理しながら景気をコントロール出来ている。世界が一服するのはEV供給が落ち着いてから。
・アメリカの上場してるゾンビ企業よりも、日本の上場してないゾンビ企業の方が、深刻だろう。アメリカ株式市場なんて利上げに関係なく、ほぼ毎月の様に連邦破産法で取引中止銘柄のお知らせが来るので驚きもしない。
・危ないのはアチコチに有る。米だけで無く日中韓はどうなの。日本も危ないけど個人的には中が怖い。天文学的債務がどうなる事やら。
・アメリカは、前回2015~18年に利上げをしたので日本とは全く状況が異なる。向こうは柔軟に利上げ、利下げを行っている。確かに前回より急ピッチであるが。
「38%がゾンビ企業」アメリカ経済がまもなく大恐慌に陥るかもしれない「ヤバすぎる兆候」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f47a8650e604141a499a37fc8c03adc22f94d429
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