牛丼の吉野家が「から揚げ」にも注力する理由

吉野家は、牛丼とから揚げを取り扱う飲食店として注目を集めている。

同社は、2024年2月期までにから揚げの販売数目標を前期比200%に増やすことを目指し、レシピやオペレーションの変更により調理時間を短縮し、注文を受けてから2分以内の提供を目指すとしている。

から揚げの販売店舗数は750店舗で、全店舗の約63%にまで拡大している。

吉野家は約10年前から一部の店舗でから揚げの取り扱いを開始し、店舗の改装や新店舗オープンのタイミングで調理器具を導入し、から揚げを販売する店舗数を増やしてきた。

吉野家の公式Webサイトによると、現在取り扱っているから揚げ関連商品は「から揚げ定食」「から揚げ丼」「牛皿・から揚げ定食」などがある。

テークアウト限定商品としては「W弁当(牛皿・から揚げ弁当)」「から揚げ(単品)」を用意している。

今後は販促にも注力する予定で、吉野家の公式Webサイトを開くと、から揚げを調理しているシーンが出てくる。

5月8日からはから揚げ商品を10%オフする「から揚げ祭」を実施し、店頭ポスターを掲出するとともに、一部地域でから揚げに関するテレビCMも打ち出す予定だ。

吉野家は、から揚げを第2の看板商品にすることで、リスク分散を図る狙いもある。牛丼が主力商品である同社にとって、豚、鶏といった複数の食材を取り扱うことで、商品の安定供給を実現し、牛肉や豚肉が調達しにくくなった場合のダメージを軽減することができる。

また、鶏肉は牛肉より安価に調達できるため、ボリュームのある商品を低価格で提供することができる。

さらに、から揚げは老若男女に支持される商品であり、テークアウトで済まそうとする人も多いため、開業するのにそれほど資金がかからず、調理などのオペレーションも単調であることから、から揚げ専門店への参入が相次いだ経緯がある。

吉野家は、から揚げに注力する理由として、テークアウト利用がしやすい、店内調理によるクオリティーを最大化できる、客層拡大に役立つというメリットを挙げている。

ただし、同社の広報担当者は、コロナ禍の影響でから揚げに注力するのではなく、お客さまの買いたいというニーズが高い商品なので取り組みを強化すると説明している。

コメント欄では以下のような意見があった。

「家の徒歩圏内にすき家と松屋 車で20分くらいのところに吉野家が あるんだけど牛丼が食べたくなったら 吉野家に行っている。ノーマル牛丼は 吉野家が1番美味しいと思う。」

「大手3社の中で邪道なトッピングとか無しで言えば、牛丼そのものの味はやはり吉野家がナンバーワンだと思う。あれこれとメニューを増やして店員の手間が増えて人員不足になったり、牛丼そのものの価格を上げたり品質が変わってしまうなら、牛丼の価格と品質を守って集客してほしい。」

「牛丼で圧倒的な味を我々に思い知らせてくれるチェーン店の牛丼が食べてみたい!」

「多メニュー化店舗と対極の「牛丼専門店」を、例えば駅構内などにだけでも設置できないだろうか?原点回帰を懐かしむオールドファンもいれば、若い人にも新鮮に受け止められるように思うが、どうだろう?」

「吉野家の唐揚げは専門店並かそれ以上に美味しいわ。値段も専門店より若干安い気もするし一個あたりのボリュームがすごいので食べ応えがある。唐揚げと豚汁をテイクアウトして家で晩酌するのが最高。」

「最近は白を基調とした入りやすい店舗が増えたが、すき家と比べるとかなり男性単身客重視の戦略なのかと思いる。もう少し味を薄めにしたらもっと流行りそうなのに、、でも牛丼はやっぱり吉野家が一番味が濃くて好みである。難しいね。」

吉野家が「牛丼とから揚げの店」を目指してる!? 並々ならぬやる気を見せている理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb3f311b2bb0ffbec2db2ecb38527b4d9444cf71

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