台湾有事が起こると、日本は巻き込まれる可能性が高いとされている。現在、日米の政府高官、軍、自衛隊幹部の間で「台湾有事」を想定した机上演習が行われており、台湾と日本の位置関係から、日本にとっても重大な問題となっている。

台湾と与那国島の海峡は110キロしかなく、中国の軍事戦略上重要な第1列島線であるため、中国が台湾侵攻を行う場合、日本の南西諸島周辺を通過する必要がある。

また、在日米軍基地は米軍の台湾支援の作戦基盤となっており、米軍が作戦行動を開始すれば、集団的自衛権を行使することになる。さらに、事態が悪化すれば、武力攻撃事態に発展する可能性がある。

日本への波及は、以下の3つのシナリオが想定されている。

1. 直接的な波及
2. 米軍の行動に関連して波及
3. 台湾の行動により波及

最初に想定されるのが、日本への直接的な波及である。中国軍が石垣島に侵攻することを想定すると、以下のような作戦行動が予想される。

ハイブリッド戦と呼ばれる非軍事手段や秘密裏に用いられる軍事手段を組み合わせた戦法を用い、外形上「武力攻撃」と明確には認定し難い方法で侵害行為を行いる。

具体的には、海底ケーブルの切断や大規模なサイバー攻撃、電子戦攻撃などを行い、石垣島と外部とのあらゆる通信やデータ送受信を遮断する。さらに、工作員によって石垣発電所を送電不能にし、全島停電に陥らせる。

偽装した民間航空機を使って、日本語が堪能な特殊部隊を送り込み、石垣市を占拠し、勢力下に置くことを目的とする。海上の貨物船に待機していた武装集団主力が装甲車両などとともに上陸し、陸上自衛隊を武装解除し侵攻基盤を確立すると考えられている。

このような一連の作戦行動は、外形上どこの国による武力行使か確認することができないため、時間の経過とともに既成事実を積み上げていくことで、中国軍が進駐し、最終的には、中国政府が石垣島の独立を保障することになる可能性がある。

ただし、日米安保発動にはアメリカ政府の意思決定と連邦議会の承認が必要であり、日本は自衛隊単独で戦わなければならない場合もある。

次に想定されるのが、米軍の行動に関連して波及する場合である。

米軍が台湾支援のために出動した場合、その基地や航空機などが日本を経由することになる。そのため、中国が反発し、日本に対して報復措置をとる可能性がある。

最後に想定されるのが、台湾の行動により波及する場合である。

台湾が独立を宣言し、中国が反発した場合、日本は周辺国と同様にその影響を受けることになる。

いずれの場合も、日本は必ず巻き込まれる可能性が高く、重大な問題となる。そのため、日本政府は台湾有事に備えて、十分な対策を講じる必要がある。

日本が台湾有事に一切関わらずとも、米国が関与した時点で中国からの攻撃目標になる。日本は核兵器を持つべきだが、日本国民は持つ事に否定的。日本の平和憲法と話し合い外交の成果が有事にどれだけ通用するか身を持って体験することになる。

コメント欄では以下のような意見が並んだ。

・台湾海峡有事は日本にとって存立危機であり、在日米軍基地から出る米艦艇や飛行機を攻撃対象にする可能性が高い。また、南西諸島の封鎖や巻き込まれる可能性もある。

・中国は台湾攻略の際に邪魔なのは宮古島より西。沖縄のシーレンの切断や南西諸島の包囲、航行禁止措置などが戦術として合理性がある。台湾有事の際に、沖縄の方々には避難計画や命を守る準備をしなければならない。

・58%の台湾の人が日本の自衛隊を派遣して台湾防衛に協力してくれると思っており、日本も積極的に基地提供や輸送支援などの出来ることを行うべきだという意見を持っている。

・中国は単純に国土を占領するだけなら可能性はあるが、利に敏い国であり経済の破壊が最小限で短期間で政権転覆できるだけの体制を整えない限りは消耗戦を避けて侵攻はしない。台湾・アメリカの政権の連携が取れている限りはそうそう有事にはならないだろう。

・中国、韓国、台湾で武力による現状変更事態が起きたら日本が関わるのは確実。日本は平和ボケ憲法9条を破棄して戦闘の出来る国になるべきであり、軍拡路線の政治になることが日本周辺地域の安定になる。

台湾侵攻戦争に日本は必ず巻き込まれる 考えられる3つのパターン
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b1fa0fc53e940a3829858a0fca96c8757f62ab5

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