最近、ロシアの首都モスクワでGPSの異変が相次いでいると報じられている。この現象は、3日未明に起きたクレムリンへのドローン攻撃の影響である可能性がある。
報道によれば、タクシーの配車システムやカーナビなどのサービスに影響が出るなど、GPSの誤作動が発生している。
このGPSの異常は、ロシアのインターネット大手が認めたと報じられている。また、ロシアの第二の都市サンクトペテルブルクでも、GPSで誤った位置情報が表示されるケースが報告されている。
具体的には、道路上のスクーターがGPSで川の上に表示されるなど、混乱が生じている。
コメント欄では以下のような意見があった。
・モスクワでのGPS障害は、当局が5月9日の戦勝記念パレードに向けて、GPSを利用した外部からの妨害・破壊行為を防ごうと意図的に行っている可能性がある。タクシーサービスなどにも影響が出ており、ロシアのGLONASS利用の注意が必要。
・ロシアはクレムリンのドローン攻撃をアメリカやウクライナの行った行為としているが、自国の防空防御力が弱いことを示す恥ずかしい言動と考えられる。
・衛星を使った測位は元々軍用技術であり、GLONASSが補正情報の変更を行った際には航路逸脱が起きかけたことがある。GPSの異常についても、GLONASSの利用に関しては注意が必要。
・ロシアのGPS異常は、政府の謀略と思われる。徴兵を促すためならば、政府首脳の子息を前線に送り、従う国民もいるはずだと述べている。
・GPSによる位置情報を掴む手段は北極星の向きと角度に依存している可能性がある。
・ロシア国内でGPSに誤差を持たせる様な制御は難しいため、GPS異常には妨害電波などが原因の可能性がある。ロシア製GPSであれば、GLONASSと書くべき。
・GPS異常は再びドローン攻撃を狙うパルチザンによるものかもしれない。戦争が終結する中、内部からの崩壊が起こる可能性もある。
・GPS異常はロシア軍が意図的に行ったものか、東欧の問題か、あるいは太陽コロナの影響かもしれない。GLONASSの利用についても注意が必要。
・GPS異常は、クレムリン周辺の重要施設に対するドローン対策の一環として行われている可能性がある。
クレムリンへのドローン攻撃後 モスクワでGPSの“異変”相次ぐ
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb4b23941c851887b0775f5857c7d4060e775ddc
