東京・銀座の高級腕時計店が”仮面強盗”に襲われ、盗まれた腕時計の総額は約2億5000万円に上ることが判明した。犯人は、白い仮面を被った4人組で、現場での中心的な役割を担っていた可能性がある仮面の1人が「まだ大丈夫だ。30秒はいける」と指示していたことが分かっている。
容疑者たちは、2つのバッグに盗んだ腕時計を詰め込み、車で逃走した。警察による13分ほどのカーチェイスの末、犯人たちは車を乗り捨て、全力疾走。逃走中に白い仮面3つが転がっており、これらから犯人の逃走ルートが推測された。
調査の結果、レンタカーからは黒いボストンバッグが1つ見つかり、被害品とみられる腕時計40本ほどが押収された。また、近くの植え込みからも30本ほどの腕時計が入ったバッグが見つかり、こちらは犯人たちが車から持ち出したものとみられる。
被害総額は約2億5000万円に上り、被害のあった銀座の店に並んでいた商品のリストが全国各地の店に共有され、盗品が流通するのを防ぐための対策が取られている。
高級時計販売店の責任者は、「リストを受け取って、まず気づいたのは価値のあるものと、あまり価値のないものが混ざっていることだった。ポールニューマン愛用のデイトナは、1000～2000万円の価値があるなか、1本数十万円のものもあった」とコメントしている。
逃走に使われたレンタカーのナンバープレートは、埼玉県川口市で盗まれたものだったことが新たに判明し、事件前日に被害届が出されていたことも分かっている。警察は、犯人たちの特定と逮捕に向けて捜査を進めている。
コメント欄の意見：
・強盗によって傷ついた高級腕時計は、保険による補修費用が出る可能性があるが、それでも賠償請求があった場合は高額になる。価値の高い時計とそうでないものが混在していたため、被害総額は2億5000万円とされている。
・地方のデパートで見かけたロレックスのコーナーは、庶民には遠い存在であり、今回の事件があるとますます見ることが難しくなってしまうだろう。
・高額の貴金属を扱う店は、盗難されないようにしなければならない。非常時には店舗内に警報を大音量で流し、出入り口に自動でシャッターを降ろすようなシステムを構築すべきである。
・ロレックスは本物には全てシリアルナンバーが入っているため、盗品はすぐにバレてしまい、また防犯カメラが設置されている都内では逃げてもすぐに見つかるため、強盗はメリットがないと考えられる。
・犯人たちが何をしたかったのか分からないが、ほぼ全ての盗品が回収されたため、犯罪があったことは確実であり、また損害賠償も免れないだろう。
・今回は盗品の受け渡しに失敗したため、犯人たちは逃走を図ったが、東京都内ではカーチェイスは無理であり、犯罪を犯すことにメリットはないと考えるべきである。
・高級腕時計店が盗難にあったため、今後はアクリル製のものを使用する、盗品が流通することを防ぐためにリストを共有する、などの工夫が必要である。
総額2億5000万円…盗難の腕時計「ほぼすべて」発見 銀座“仮面強盗”映像に逃走の4人
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