2023年1月から4月までのロシアの財政収支は、赤字が3兆4,000億ルーブル（438億ドル）に拡大した。この赤字の拡大は、支出の増加とエネルギー収入の減少が原因である。この時点での赤字額は、政府の年間目標である2兆9,000億ルーブルを既に17%上回っている。
前年の同期間は1兆2,000億ルーブルの黒字だったが、その後、ウクライナ侵攻に関連する大規模な支出と、西側諸国によるエネルギー・ガス輸出への制裁により、ロシアの財政は圧迫された。
財務省は昨年から月単位の財政統計発表を中止していたが、10日のデータによれば、4月の財政収支は1兆ルーブル（129億ドル）の赤字だった。
1月は1,810億ルーブルの黒字、2月と3月はそれぞれ8,210億ルーブルと1兆7,600億ルーブルの赤字だった。
1月から4月までの歳出は26.3%増加したが、歳入は22.4%減少した。
シルアノフ財務相は、今年の財政赤字の国内総生産（GDP）比率は2%以下になると繰り返しているが、多くのアナリストはこの予測に同意していない。
コメント欄の意見：
・中国でもマウントを取られるようになり、南シナ海では中国との関係が険悪になってきている。ロシア国内でも反プーチンの風が吹いてきて面白くなってきた。
・ロシア経済は財政赤字や人手不足、企業利益の減少、銀行利益の大幅減少などで苦境に立たされている。親露派は都合の悪い現実を見ない人たち。
・ロシアの悪い情報を見るたびにワインがススム。
・四面楚歌の状況にあり、中国に足元を見られている可能性があり、舐められ始めていることは大きな誤算である。
・ロシアがウクライナ併合で収入不足を賄おうとしたのではないか。
ロシア財政赤字、1─4月は3.4兆ルーブル エネルギー収入減響く
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5c125e3c72a7d39b934230550f79c1bde83856d
