日本共産党の苦境続く 野党共闘見通せず赤旗部数減少に直面

日本共産党の苦境続く 野党共闘見通せず赤旗部数減少に直面
※画像はAIで生成されている場合があります。

日本共産党の苦境続く 野党共闘見通せず赤旗部数減少に直面

共産党は、野党共闘の再構築が見通せず、財政基盤を支えてきた機関紙『しんぶん赤旗』の部数減少に直面している苦境から脱せずにいます。通常国会の前半で党員除名問題も発生し、その余波が尾を引いています。

共産党の志位和夫委員長は、野党共闘について再構築する必要があると述べましたが、具体的な見通しは立っていないようです。共産党は令和元年の参院選や3年に行われた衆院選で他の野党と候補者調整を行いましたが、立憲民主党の泉健太代表は次期衆院選での選挙協力を否定しています。共産党は新たに選挙区で30人の候補者を擁立すると発表しましたが、立憲民主党の否定的な姿勢に対して牽制(けんせい)を行いつつも、野党共闘の視界不良について「こんなことは初めてだ」と述べています。

機関紙『しんぶん赤旗』は部数の減少に直面しており、「発行の危機」との声も上がっています。少子高齢化の影響もあり、ピークだった昭和55年の部数355万部から近年では100万部を割っています。購読費は政党交付金の受け取りを拒否している共産党の財政基盤です。同紙は記事で、「党員と(赤旗)読者の連続した後退のなかで、中央も地方党機関も財政状況が厳しさを増し、きわめて切迫した事態に直面している」と訴えています。

共産党内では、組織の結束が揺らいでいます。党員2人が党首公選制導入などを訴えた著書を出版したことで2月と3月に除名され、さらに6月には同様の主張をした南あわじ市議も除籍となりました。志位委員長は「(共産党という)名前を変えるのではなく、私たちが目指す社会主義、共産主義の魅力を広げたい」と述べましたが、組織改革を求める声に対しては批判が強く、不寛容な態度が見られています。

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