- ポケモンカード窃盗事件が全国で多発している背景には、カード人気の過熱と希少品の高額取引、投資対象化がある。
- カードの価値が上がる理由として、非売品や印刷ミスによる希少価値、保存状態の良さ、鑑定認定などが挙げられる。
- 高額なカードは専門店では慎重に管理され、通信販売での取り扱いが行われることで被害を最小限に抑えている。
ポケモンカードがなぜ価値が出るのかについて、国内最大級のポケモンカード専門店「晴れる屋2」の渡辺翔店長に対する取材がありました。
渡辺店長によると、ポケモンカードの人気が高まり、希少なカードが高額で取引されるようになったことが、窃盗事件の背景に関わっています。ポケモンは1996年に販売開始されたゲームから派生したコンテンツであり、その中でカードゲームが97年から展開されています。
カードの価値が上がったきっかけは、2016年から始まったスマートフォンゲーム「ポケモンGO」だと説明されています。ポケモンGOでは、位置情報を利用してポケモンのキャラクターを探し出すというゲームプレイが行われ、これによって若い男性を対象としたポケモンの人気が拡大しました。その結果、ポケモンに興味を持つ層が老若男女に広がり、カードのコレクションとしての価値も上昇しました。
ポケモンカードの価値が定価以上になる理由として、非売品として大会で配布されるカードや、初版での印刷ミスによって希少価値が生まれたカードが挙げられます。例えば、限定的に配布されるレアなカードや、間違いが修正された第2版のカードは、コレクターたちの間で非常に人気があります。
また、カードの保存状態も価値に影響します。キズやくすみのない状態の良いカードは高値で取引されます。さらに、ポケモンカード専門の鑑定会社であるPSAの「評点10点」の認定を受けたカードも高値で売れるそうです。
窃盗事件が多発しているため、渡辺店長は高額なカードの管理には細心の注意を払っています。高額なカードはショーケースには置かず、通信販売で扱うようにしているため、被害があっても最小限に抑えられるようにしていると述べています。
ポケモンカードの総販売枚数は順調に増加しており、ポケモンブームはまだまだ続くとされています。
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