米財務長官、途上国の債務再編増加に懸念　中国に責任を求める

• 米財務長官、途上国の債務再編増加に懸念
• 中国に責任を求める
• 開発金融機関の支援強化が必要性指摘

イエレン米財務長官は、途上国における債務再編の増加について非常に懸念していると述べました。特に、中国が低所得国向けの主要な貸し手となっているため、中国に対して債務再編問題で責任を果たすように促しています。

イエレン氏は、昨年スリランカとガーナで起きた債務問題において、中国が建設的な役割を果たしていると評価しました。しかし、アフリカ南部のザンビアに関しては、中国が交渉の席に着いていないことを批判し、特に懸念していると述べました。

また、イエレン氏は、世界銀行や他の国際開発金融機関による途上国支援の強化の必要性を指摘しました。彼は、開発金融の融資においては、ガバナンスの向上や債務の持続性が求められるとし、中国などからの不透明で持続不可能な融資に対抗する重要な対策になると述べています。