- 中国の粗鋼生産、5月も減少傾向
- 製鋼所が損失抑制のために生産削減
- 鉄スクラップ供給不足が影響、価格上昇が採算性に影響
中国の粗鋼生産は、2023年5月も前月と前年に比べて減少しました。中国国家統計局によると、5月の粗鋼生産量は9012万トンであり、これは減少傾向が続いていることを示しています。多くの製鋼所が損失を抑制するために生産を削減しています。
5月の1日当たりの平均生産量は291万トンであり、4月の309万トンおよび2022年5月の312万トンと比較して減少しています。生産の減少は、鉄スクラップを主原料とする電気炉(EAF)ベースの鉄鋼メーカーによるものが大きいです。
鉄スクラップの供給が予想よりも少なかったため、スクラップの価格が高騰し、EAFベースの製鋼所の運営が採算性を失ったとされています。不動産や製造部門の業績が振るわなかったため、スクラップの供給が制限されたという報告もあります。また、天候の影響もあったとされています。
2023年1月から5月までの粗鋼生産量は、前年の同期比1.6%増の4億4463万トンでした。
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