- 米中外相会談、双方の主張に大きな隔たり
- ブリンケン長官がバイデン政権で初の訪中
- 台湾周辺の中国の軍事行動が懸念される
ブリンケン米国務長官と中国の秦剛国務委員兼外相は北京で会談しました。ブリンケン氏は会談で、米国が台湾周辺での中国の軍事行動に対する懸念を伝えました。しかし、双方の主張には大きな隔たりがあり、議論は平行線のままに終わる可能性が高いとされています。ただし、大国間の競争を管理するためには意思疎通のチャンネルを確立する必要性があるとも指摘されています。
この訪中は、2018年10月以来の米国務長官の訪中であり、バイデン政権の閣僚として初めての訪中です。ブリンケン氏は外交担当トップの王毅共産党政治局員とも会談する予定であり、習近平国家主席との会談も調整されていると報じられています。
会談では、両国の関係の悪化に対する国際社会の懸念も高まっている中、偶発的な衝突を回避するための意思疎通の重要性が強調されたとされています。また、台湾情勢については、米国の関与の継続が強調される一方で、中国側は米国の内政干渉をやめるよう求める姿勢を示しており、対立が見られます。
報道によれば、米側はロシアのウクライナ侵攻に対する軍事支援を行わないようけん制し、また中国の新疆ウイグル自治区での人権問題や核軍備管理についても意見を交わしたとされています。一方で、世界経済や気候変動対策など、地球規模の課題での協力も模索されたと報じられています。
ブリンケン氏は訪中を予定していた2月に延期された経緯がありますが、中国の偵察用気球が米領空に侵入したことが問題となり、日程が再調整されたとされています。ブリンケン氏は北京を出発し、英国に向かう予定です。
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