- 中国の若者、卒業写真で新たなトレンド形成
- 寝そべりやゴミ箱への学位記投入がSNSで拡散
- 競争激化や経済減速により若者の失業率上昇
中国の卒業生たちが新たな写真トレンドを作り出していることが報道されています。通常、卒業式の写真では帽子やガウンを投げる様子がよく見られますが、今年は学生たちがガウンに身を包んで横たわったり、学位記をゴミ箱に突っ込んだりする写真がSNSでシェアされているようです。
この傾向は、中国の労働市場に参入しようとする若者たちが直面している競争の激しさや、パンデミック後の経済の減速による若者の失業率の上昇と関連しています。若者たちは、学位をより良い仕事に就くための手段として考える一方で、学校教育の価値に疑問を抱くようになってきています。
中国では過去10年間で大学進学率が上昇し、高等教育への関心も高まっています。しかし、一部の学生は学位取得を冗談めかして無駄な時間と考える傾向があります。彼らの中には、「寝そべり」を選ぶことで現代社会のプレッシャーや困難に立ち向かう代わりに、受動的で消耗しないライフスタイルを選択する人々もいます。
一方で、一部の若者は自分の高い学歴を生かすために、路上で「知識を売る」というトレンドも見られるようになっています。たとえば、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを卒業した人が自らの専門知識を売るために路上に座っている写真が挙げられています。
