- 米国務長官: プーチン氏権力基盤に「亀裂」入り
- ロシアの民間軍事会社ワグネルの武装反乱が影響
- 影響は数カ月続く可能性があるとの見方示す
米国務長官のブリンケン氏はロシアの民間軍事会社であるワグネルの武装反乱について、ロシアのプーチン大統領の権力基盤に「亀裂」が入ったと指摘しました。彼は、この亀裂が数カ月にわたって影響を及ぼす可能性があると述べています。
ブリンケン氏は、ロシアの権力構造に亀裂が生じており、これがどのような結末を迎えるのか、いつ決着がつくのかを判断するのは早計だと述べました。彼は数週間または数カ月にわたってプーチン氏が対応を迫られる可能性があるとの疑問を示しました。
ブリンケン氏はまた、この騒動がプーチン氏にとっては「内輪の話」であるが、ウクライナにおけるロシアの軍事力低下につながるとの見方を示しました。彼は再び、米国はウクライナの自国防衛と占領された領土の奪還を支持し、確実に遂行できるようにすることを強調しました。
この報道では、ワグネル創設者のプリゴジン氏がベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介で部隊の撤収に同意したことに触れられています。ブリンケン氏は、プーチン氏がプリゴジン氏との直接交渉を避けた可能性があると述べました。
米下院情報特別委員会のターナー委員長は、プーチン氏のウクライナでの行動は、プリゴジン氏がプーチン氏が掲げたウクライナ侵攻の理由は嘘だと主張したことに制約されるだろうと分析しました。また、下院軍事委員会のベーコン議員は、プーチン氏の権力弱体化は隣国のフィンランド、バルト諸国、ポーランドなどにとってプラスになると主張しました。
