中国の預金者、不動産値下がりと収入減見通しで悲観強まる

中国の預金者、不動産値下がりと収入減見通しで悲観強まる
※画像はAIで生成されている場合があります。

中国の預金者、不動産値下がりと収入減見通しで悲観強まる

  • 中国の預金者、収入減と住宅値下がり見通しで悲観強まる
  • 人民銀行調査によれば、預金者の収入感覚指数が低下し、約6分の1が収入減を回答
  • 住宅価格の下落予想は17%に上り、住宅需要の回復はまだ限定的

中国の人民銀行の調査により、住宅価格が今後3カ月で下落すると予想され、収入が減少していると回答した預金者の数が増加していることが示されています。

人民銀の4-6月期の預金者調査によると、収入に対する預金者の感じ方を示す指数が49.7に低下し、約6分の1の回答者が前の1-3月期に比べて収入が減少したと回答しました。この指数は昨年、新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)の影響で低迷していましたが、今年の1-3月期には回復していました。

また、中国の住宅価格が次の四半期に下落すると予想する回答者の割合は17%近くに上り、前の1-3月期の調査結果の14.4%を上回りました。一方、住宅価格の上昇を予測する人々は約16%で、1-3月期の18.5%から減少しました。価格の変動がないと考える回答者は54.2%で、基本的に前期と同じ割合でした。

住宅建設は中国経済にとって非常に重要なセクターですが、価格と建設活動は低迷し、ここ2年ほど危機的な状況が続いています。不動産開発業者が債務不履行に陥り、多くの住宅が未だに売れ残る中で、住宅所有者が住宅ローンの返済を拒否するケースも見られます。人民銀行と地方政府は金利引き下げや購入制限の緩和などで市場を支援しようとしていますが、新築住宅の需要がまだほとんど回復していない状況です。

不動産業界は1-3月期にわずかに回復し、1.3%成長しましたが、これは過去1年余りで初めての拡大となります。ただし、銀行が家計に融資した長期ローンの総額は約10年ぶりの低水準であり、借り入れは今年1-5月期にも13%減少しました。

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