- ロシア人武装組織がロシア本土攻撃を予告
- 自由ロシア軍の指導者がプーチン政権の衰退を予測
- 兵士の不満やプーチン大統領への抗議が背後にあるとされる
ウクライナを支持するロシア人武装組織である自由ロシア軍（FRL）がロシア本土への攻撃を予告したと報じられています。彼らは、ワグネルと呼ばれる民間軍事会社による武装反乱の影響がまだ残っている中、ロシアのプーチン大統領の指導力に疑問を投げかける狙いがあるとされています。
自由ロシア軍の指揮官であり報道官でもあるマキシミリアン・アンドロニコフ氏は、来月ごろに新たな奇襲攻撃が行われると述べ、さらにその後も攻撃が続くと予告しました。彼らは全ての領土を開放するという野心に満ちた計画を持っていると主張しています。
アンドロニコフ氏は、プーチン政権が衰退し、ロシア軍の士気が低下し内部分裂が進んでいると指摘しました。彼はまた、金のために入隊した兵士たちが給与を受け取れず不満を持っていると述べ、プーチン政権は2024年末までに崩壊するだろうと予測しています。
アンドロニコフ氏は、プーチン大統領を引きずり落とすには武器が必要だと主張しており、彼を引き倒すためには武器を使用する必要があると訴えています。彼はプーチン大統領の性格を考えると政治的な対話は無意味だとも述べました。
自由ロシア軍の指導者であるアンドロニコフ氏について、元フィットネスインストラクターであると紹介されています。彼は昨年のロシアによるウクライナ侵攻後、ウクライナを支持し、ロシア国営メディアからは極端主義者やナチス主義者と批判されていると報じられています。
自由ロシア軍は約200人の兵士で構成されており、今年5月から6月にかけてロシア軍との戦闘を行い、ロシアのベルゴロド州の一部を占拠したとされています。
