【速報】中国で第2の天安門事件となる懸念www

中国・李克強前首相が27日、死去した。68歳だった。心臓発作だったという。
習近平国家主席とは政策の違いで対立関係にあったが、今年3月に完全に引退していた。経済の低迷に苦しむ民衆の中には、復活を望む声もあった。
死因については「不穏な憶測」が飛び交う。追悼の動きを当局がコントロールできなければ、政権への不満が顕在化し、第2の天安門事件に発展する懸念もある。

習近平とは政策の違いであからさまな対立関係にあった李克強の突然の死に、ネットでは暗殺説、ストレス死説など不穏な憶測が飛び交った。鄧小平との権力対立で引退させられた後に病死した胡耀邦の不運を思い出す人もいた。胡耀邦の死は、1989年の天安門事件につながる政治事件であった。

 こうした中で、李克強の復活待望論が水面下で盛り上がっていたことは想像にかたくない。李克強は上海で休養中であったが、医療関係者の話では健康状態、精神状態はすこぶるよく、水泳が趣味でよく泳いでいたようだった。この李克強の突然の訃報は、李克強のカムバックによって、中国を立て直すという一部党内の淡い期待も消えてしまった。

 中国のネット上では、この李克強の心臓発作を「被心臓病発」(心臓発作させられた)という表現を使う投稿もあった。これは心臓発作ということにして、李克強が何者かに消されたのではないか、という憶測だ。また、こうした暗殺陰謀説ではなく、李克強の現役時代、習近平に対する李克強への「いじめ」があり、そのストレスが死因になったのではないかと考え、李克強の早死には習近平のせい、という見方をする声もあった。

 1989年の天安門事件につながる学生の民主化運動は、鄧小平に失脚させられた胡耀邦の失意の中の病死がきっかけだった。追悼に集まった学生たちから、民主化希求の運動に発展し、最終的に鄧小平の命令による武力鎮圧事件、6月4日の「天安門事件」の虐殺となった。

 このため、李克強の死を公式発表する「訃告」の扱い、表現の仕方によっては、民衆から強い反応が出る可能性がある。習近平の政治に対する水面下の不満が、李克強の死を悼むという民衆の行動になった場合、その民衆の反応をコントロールできるかどうかによっては、天安門事件の再来につながる可能性もあるかもしれない。

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