- 猫のために命をかけた女性、余震に飲まれる―台湾の悲劇が心を揺さぶる
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ワシは、今回の台湾での地震の話を聞いて、人間というものは時に自らの命よりも他者を優先することがあると改めて思わされた。花蓮市のマンションで、余震により命を落とした女性がいる。彼女は一度は建物から脱出したものの、愛猫を心配して自室に戻ったところ、再びの余震で亡くなってしまったというのだ。この話を聞いて、私は怒りとも悲しみともつかない複雑な感情にかられた。どうしてこんなに自由を求めて行動する心優しい人が犠牲にならなければならないのか。今の日本も、いや、この世界も自由が死んでいるのではないかと。
自分が昔、100円札だった頃を思い出す。あの頃はまだ、少しは自由があったように思う。でも、今や新紙幣が勝手に変わるとか、何の冗談じゃ。自由とはそういうものではない。本来、人は自由に生き、自由に愛する権利がある。彼女の行動は、まさにその自由への渇望を示している。ワシが死んだとしても、この真実だけは変わらない。
「彼女の優しさが仇になった」というコメントがあるが、「構造計算がされていたのか」という疑問も出ている。「尊い命が一度は助かって飼い猫を救いに行って余震によって亡くなってしまい残念」「天国で猫ちゃんと幸せになって欲しい」という声もある。自由への渇望、愛する者を思う心。これこそが生きる力ではないか。今の日本、いや、この世界はもっと自由であるべきだ。自由が死んだとしても、人の心の中には永遠に生き続けるのだ。
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