- お金を「奢り」に使うと、自己満足じゃなくて本当に“信頼”と“好意”が貯金されます。
- 奢りはスペックよりも「一緒にいて心地いいか」を測る超効率フィルターになります。
- ちゃんと戦略的にやれば、奢りはただの散財じゃなくて「人生の投資」になります。
目次
はじめに
29歳インフルエンサーの男性が、「9000人に奢った」経験から【奢り結婚相談所】なんてブッ飛んだ企画を始めているそうですが、冷静に見ると意外と理にかなっている部分が多いです。サーモン一皿で「人生つまんない」が「生き返る」に変わったり、その日のうちに「結婚もアリかも」と感じるカップルが生まれたり…。一見ノリと勢いの武勇伝みたいですが、心理学や行動経済学の研究と照らし合わせると、「それ、わりと正論ですけど!?」と言いたくなるポイントがいくつもあります。ここでは、そんな奢り経験9000人のエピソードから見えてくる 事実5選を解説していきます。
第1の事実：「奢り」は“下心”より先に“安心感”をプレゼントしているｗ
まず大前提として、「奢り＝下心」と見られるのを恐れている人は多いです。しかし実際には、人が何かを奢られたときに最初に感じるのは 「この人、敵じゃなさそう」 という安心感です。
- お金というリソースを一部手放してくれている
- 見返りを今すぐ強要してこない
- 自分のために時間とお金を使ってくれている
こうした行動は、言葉より早く 「あなたを歓迎しています」 というメッセージになります。
サーモンを奢ってもらった女の子が「生き返る」と言ったのも、単に寿司が美味しかっただけではなく、「自分のしんどさを、ちゃんと受け止めてくれる人が目の前にいる」という安心感が乗っかっているからです。
→ 奢りは、“距離を一気に詰めるための安全宣言”として機能します。
第2の事実：カフェ1杯と寿司では、相手の「本音モード」への到達速度が全然違うｗ
投稿の中で出てきたフレーズ
「カフェ1杯じゃ芽生えねぇ愛も、寿司なら咲く」
これ、笑いどころっぽく見えてわりと的確です。
カフェ1杯レベルの奢りは、心理的にも「まだ様子見」ゾーンにいます。相手も、
- 「とりあえず1回会ってみた」
- 「とりあえずお茶だけ」
というテンションなので、ガチの本音トークや人生相談まで到達しにくい です。
一方で寿司・焼肉・ちょっといいディナーのように、
- 時間がかかる
- 席も落ち着いている
- コースや品数で自然に会話が継続する
といった環境になると、人は自然と “長編モード”の会話 に入ります。
「人生つまんない」とか「仕事つらい」といった重たい本音は、ドリンク1杯15分の会話では出づらく、ゆっくり食事をしながらだからこそ出てくるものです。
→ 奢りの“質と環境”が本音と縁を引き出します。
第3の事実：「奢りで繋がった縁」は、“お金が尽きても続く相性”のテスト場になっている！
「奢り婚ってのはノリと勢いだけじゃ続かネェ」という一文がありますが、これはかなり本質を突いています。
奢られ側からすれば、最初は「ご飯奢ってもらえるラッキー」でも、関係が続くかどうかの基準は、
- 一緒にいて気を遣わないか
- 話していてテンポが合うか
- お金以外の部分で尊敬や感謝があるか
に自然とシフトしていきます。
実際、 9000人に奢っても“ちゃんと続く人”はごく一部 なはずです。これはつまり、奢りという“磁石”を使って大量の人と出会い、その中で
「お金がなくても、たぶんこの人とは縁が切れないな」
と思える相性を見つける実験を、ひたすら繰り返している状態とも言えます。
奢りから始まったご縁が、顔合わせ⇒入籍⇒指輪報告までスムーズに進んだのは、
「奢り」という入口が派手だっただけで、その後は普通に“中身勝負”をちゃんと通過した結果 です。
→ 奢りで始まる縁は、「中身で生き残った関係」だけが残るフィルターでもあります。
第4の事実：奢りは“選ばれる側”から“一緒に選ぶ側”へ立場を変える最強ツールｗ
婚活・恋活の世界では、よく
- 「年収いくらなら選ばれる」
- 「身長何cmなら有利」
みたいな「選ばれるためのスペック」の話が飛び交います。
でも、9000人に奢ってきた彼の立ち位置は、ちょっと違います。
奢るという行為そのものが、
- 自分から人に声をかける
- 会いたい人に会いに行く
- 相手にとって「楽しい時間」を提供する
という “自分から縁を取りに行く動き” になっています。
その結果、
「この人とこの人、フィーリング合いそうだな」
と、 “紹介する側” に回れているのがデカいです。
奢られる側は最初、「選ばれる側」だと思っていても、紹介される・紹介し合う関係になっていくうちに、
- 「じゃあ、あの子も呼びましょうよ」
- 「あの人にも会ってみてほしい」
と、 お互いに“人を連れてくる側”に変化 していきます。
→ 奢りは、“選考を待つ側”から“縁をデザインする側”に移動するためのチートカードです。
第5の事実：「寿司代＝浪費」じゃない！奢りは“人生ポートフォリオの一部”になるｗ
「そんなに奢ってたら貯金なくなるだろｗ」というツッコミもありますが、視点を変えると、奢りは “自己投資＋人的資本への投資” とも言えます。
- 経験値がたまる（いろんな人生・価値観をインプット）
- コミュ力・観察力が鍛えられる
- 信頼を持った人脈が、少しずつ積み上がる
これらは、後から効いてくる 「見えない資産」 です。
52歳・社会人35年目でも「気分は28歳」と語れるのは、年齢や社歴とは別軸で、
新しい人と出会い続けている
誰かの人生イベント（結婚・挑戦など）に関わり続けている
からこそ、「プレイヤーとして生きている実感」が維持されているからです。
そこに「11月入籍しました」「指輪見てください」とまで報告してくれる人ができると、
奢ったお金はもはや、「ただの飲食代」から「人生のエモい配当」 に変わります。
→ 奢りを“消費”で終わらせるか、“配当の出る投資”にするかは、スタンス次第です。
質疑応答コーナー
セイジ
正直、奢りまくるって「都合のいい財布」扱いされるリスクもあるっすよね??
プロ先生
大事なのは「誰に」「どんなテンションで」奢るかです。価値観が合いそう・応援したい・話をちゃんと聞いてみたい、という人を選んで奢ると、「この人は私を“人として”見てくれている」と伝わりやすくなります。奢る相手を選ぶのも、立派な自己防衛です。
セイジ
てか、奢りって男子がやる前提っぽい空気あるんすけど、女子側が奢ったり割り勘提案するのってアリなんすか??
プロ先生
男女どっちが払うかよりも「どういう意図で、お金を出し合っているか」が重要です。たとえば、最初は相手が奢ってくれたけど、次は「今日は私が出しますね」と提案することで、「この関係を自分も育てたい」という意思表示になります。奢りは“支配”にも“感謝の表現”にもなりますが、互いに少しずつ出し合う関係は、長期的にはバランスがよくなりやすいです。
セイジ
9000人とか極端すぎてマネできないっす…普通の社会人でも、奢りを“投資”にするコツってあるんすか??
プロ先生
人数は全然マネしなくて大丈夫です。ポイントは「自分も何かを返すね」と言ってくれる人を大事にすることです。お金じゃなく、時間・紹介・情報など、形は何でもいいので、お互いに“持ち寄る関係”に育っていきます。こうすると、奢りはただの散財じゃなくて、「また会いたくなる人との循環」へ変わっていきます。
まとめ
- 奢りは「下心」より前に「安心感」と「本音」を引き出すツールになる！ｗ
- カフェ1杯より、時間と空間を共有できるご飯のほうが「本気のご縁」が育ちやすい！
- 誰にどう奢るかを選べば、奢りはお金が減るだけじゃなく「人生の配当」を生む投資になる！
