- 「10代の渇望」をこじらせたまま大人になった人は、本人が思う以上にめちゃ多いですｗ
- 学歴コンプレックスは“学歴そのもの”より「比べ続ける環境」と「承認欲求のクセ」で悪化します。
- こじらせを自覚して扱えれば、むしろ「原動力」として使える⇒人生はまだ全然巻き返せます。
目次
はじめに
29歳インフルエンサーの男性が「9000人に奢った経験」から語った、「10代のころに渇望していたことへの欲を拗らせたまま生きてる人が多い。特に高卒とか中途半端な学歴の人ほど学歴コンプをこじらせがち」というコメント。ちょっと過激な物言いではありますが、「あるある…ｗ」と感じる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、この発言のどこが意外に的確なのかを、心理学や統計で知られている“傾向”と照らし合わせながら、「事実ポイント」5つに整理して解説します。煽りっぽい表現はしつつも、中身はちゃんとマジメにいきますｗ
事実5選
第1の事実：「10代の渇望」は、大人になっても“消えずに形を変える”ｗ
10代の頃に「頭が良いと言われたい」「モテたい」「金持ちになりたい」「見返したい」といった強い渇望を持っていた人は、多かれ少なかれその欲が大人になっても残ります。
問題は、「叶え方が変わっていない」ことです。例えば、学生時代に「偏差値」でしか自分を評価してもらえなかった人は、大人になっても年収・会社名・資格など、“数字やラベル”で自分の価値を測りがちです。そして、その指標で自分が上に立てないと、簡単に自己肯定感が崩れてしまいます。
つまり、「10代の渇望」は悪者ではないものの、扱い方をアップデートできないまま大人になると“こじらせ”になりやすい、というのはかなり現実的な話なのです。
第2の事実：学歴コンプは“ポジション”より“比較の習慣”で深刻化する!?
「中途半端な学歴ほどコンプをこじらせがち」という指摘は、言い方はキツいですが、構造的には確かに起こりやすいです。
なぜかと言うと、「上にも下にも比較対象が多い位置」にいるからです。
・トップ層：周囲もみんな高学歴なので、「学歴を誇ってもしょうがない」という空気になりやすい。
・本当に学歴を気にしない層：そもそも学歴以外の生存戦略（手に職・営業力・商才など）に早めに切り替えている。
・中途半端と言われやすいゾーン：自分より学歴が高い人も、低い人も、両方が視界に入り続ける。
この真ん中ゾーンにいると、「あの大学まで行けてたら…」「自分より下のやつにも年収抜かれてる…」といった比較が習慣化してしまいがちです。その結果、学歴そのものよりも、“比較のクセ”がコンプレックスを増幅させる、という構図が生まれます。
第3の事実：「奢られ民」の本音には、コンプレックスが透けて見えやすいｗ
9000人に奢る、という極端な経験をしていると、当然ながら様々な人の「酔った時の本音」や「素の会話」を観察することになります。
お酒の席では、特に以下のような発言が増えます。
- 「本当は◯◯大学に行きたかったんだよねｗ」
- 「ウチの会社、学歴で昇進決まってる感じしません？ｗ」
- 「同級生で◯大のやつが、今メガベンチャーで年収△△らしいっす…」
こうした話題が頻出するというのは、「学歴やキャリアを“語らずにいられない”くらい、心の中では重く抱えている人が多い」とも言えます。
奢られる側は、どこかで「自分は奢られる立場＝下」と感じやすく、その不安を打ち消すために、過去の実績や“もしも”の話を出して自分を守ろうとしがちです。そこに、こじらせの本音がモロに乗っかってくるのです。
第4の事実：SNSによって「こじらせ」が可視化＆加速している…！
昔は、学歴やキャリアの比較はせいぜい同窓会レベルでしたが、今はSNSで簡単に同級生の近況が見えてしまいます。
・インスタ：海外旅行、タワマン、ハイスペ婚の報告ラッシュｗ
・XやTikTok：起業しました！年収◯◯万達成！フォロワー◯万人！の自慢投稿ｗ
こういった情報がタイムラインに並ぶと、「自分は何やってるんだろ…」と感じやすく、もともとあった学歴コンプレックスに、「今のポジションコンプレックス」が上乗せされます。
つまり、インフルエンサーの男性が観察した「こじらせ大人の多さ」は、SNS時代に特有の“比較地獄”が背景にあるぶん、より顕在化しやすくなっているとも考えられます。
第5の事実：「こじらせ」を自覚して“構造化”すると、一気に生きやすくなるｗ
少し救いの話もしておきます。
実は、「10代の渇望をこじらせている」という自覚が持てた時点で、すでに一歩抜け出し始めています。なぜなら、自分の行動原理を外から眺められるようになるからです。
例えば、こんな風に分解できます。
- 自分のこじらせ：本音では「頭が良いと言われたい」「格上扱いされたい」
- トリガー：SNSで同級生の実績を見る／飲み会で学歴トークが出る
- 出てくる行動：他人の成功をバカにする、マウントを取りに行く、逆に卑屈になる
こうやって構造化すると、「あ、また10代の自分が騒いでるなｗ」と気づけるようになります。すると、
- 学歴コンプを「努力のエンジン」として資格勉強やスキル習得に使う
- 比較の対象を「他人」から「昨日の自分」にシフトする
- 過去の学歴より「今のアウトプット」で勝負する
といった方向転換がしやすくなります。
インフルエンサーの発言も、本質的には「こじらせてる人は多いよ、だから自覚して上手く使った方がいいよ」というメッセージとして読めば、かなり建設的な気づきになるのではないでしょうか。
質疑応答コーナー
セイジ
正直、学歴コンプって「持ってる人が悪い」みたいに言われがちっすけど、そもそも社会側の問題でもあるんすか??
プロ先生
あります、かなりあります。入試や就活の段階で、どうしても学歴でフィルタリングされる場面が多いですから、「学歴＝自分の価値」と思い込みやすい仕組みになっているのは事実です。ただ、その仕組みを全部すぐ変えるのは難しいので、個人としては「学歴は一部の条件に影響するだけで、人生の全体スコアではない」と認識を更新していく必要がありますね。
セイジ
中途半端な学歴の人ほどこじらせるって、じゃあ「もっと頑張って上の大学行け」って話になっちゃいません??
プロ先生
それをやると、比較ゲームから一生抜け出せなくなります。上に行けば行ったで、さらに上が見えますから。「どの層にいても比較し続けるクセがある限り、コンプは消えない」のがポイントです。大事なのは、「どんな学歴でも、自分なりの勝ちパターンを持てるか」です。手に職をつける、営業力を磨く、発信力を育てるなど、学歴と別軸の強みを持つ人は、比較から自由になりやすいです。
セイジ
じゃあ友人のこじらせをエネルギーに変えるには、最初に何からやればいいんすか??
プロ先生
おすすめは、まずノートなどに「10代の自分が渇望してたものリスト」を書き出すことです。「頭良く見られたい」「お金持ちになりたい」「モテたい」など、正直に書いてみます。そのうえで、「今の自分がその欲を健全な形で満たすとしたら？」と逆算してみるんです。例えば「頭良く見られたい」なら、「専門分野を1つ持って、人に教えられるレベルまで勉強する」などですね。
まとめ
- 10代の渇望は、大人になっても形を変えて残りやすく、「中途半端ゾーン」ほど比較でこじらせやすいですｗ
- SNS時代は他人の成功が可視化されるぶん、学歴やキャリアのコンプレックスが増幅されやすい環境になっています。
- しかし、こじらせを自覚し、構造として捉え直せば、「原動力」として再利用できる⇒まだまだ全然巻き返せます。
