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「賢く見られたいを捨てろ」「欲望は破棄せよ」ってマ？28歳インフル男の迷言に科学でツッコミ祭りｗｗ

2か月前

非稼ぐ系

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「賢く見られたい」欲求は平成どころか人類普遍。進化心理学・社会学で裏付けあります。
レピュテーション（評判）は信用や仕事の取引コストを下げる実利。捨てるほど損します。
時代が変わるほど必要なのは“破棄”ではなく“アップデート”。根拠提示と検証可能性が鍵です。

【はじめに】

「賢いと思われたい」という欲望を「平成の特殊環境に適応したものだから捨てろ」と断じる主張が話題です。しかし、事実ベースで点検すると、その論は射程が狭く、むしろ現代の信頼形成メカニズムを見落としている可能性が高いです。評判は単なる虚飾ではなく、能力や誠実さのシグナルとして社会的に機能します。本稿では、研究知見とビジネス実務の双方から反論を5選で示します。

反論5選

① 「賢く見られたい」は平成限定ではない—人類普遍のステータス・シグナルｗ

社会学・進化心理学では、集団内での地位・信頼のシグナリングは普遍的機能とされます。古典的な「シグナリング理論」（Spence）でも、能力は直接観測できないから、教育・言語・振る舞いで間接的に示すと説明されます。
狩猟採集社会から現代のオンライン共同体まで、評価は配分（協力や資源共有）の重要な基準。平成だけの現象とみなすのは、歴史的連続性を無視してます。
結論：「賢く見られたい」を切り捨てるのは、社会の情報不完全性を無視する乱暴な処方箋です。

② 捨てると損する!?—評判は“取引コストを下げる資本”という現実

信用があれば、監視・交渉・保証のコストが減ります。これは経済学の定番知見（取引コスト理論）に沿う発想で、職場やフリーランスの受注で実感されます。
デジタル労働市場では、レビューやポートフォリオ、Gitや論文、登壇動画などが“能力の公開証拠”。これは「見栄」ではなく検証可能な評判資産です。
結論：評判は虚飾ではなく、成果への近道。無闇な破棄はキャリアの燃費を悪化させますｗ

③ 「破棄」ではなく「アップデート」—令和で効くのは“根拠を示す賢さ”

業界の変化が激しいほど、求められるのは「確からしさの提示」と「学習の速さ」。例えば、データの出典、再現可能なプロセス、意思決定のロジックを公開できる人は評価が持続します。
OECDの成人技能調査（PIAAC）などでも、リテラシーや数的思考力の高さは所得・雇用の安定と関係があると報告されています。つまり思考の質は依然として価値。
結論：必要なのは「賢く見られたい」を捨てることではなく、「根拠で賢さを示す」方向へのアップデートです。

④ 欲望の“全面破棄”はメンタルにも非合理—人は「有能感」を必要とします

自己決定理論（Deci & Ryan）では、人の動機づけに「有能感・自律性・関係性」が不可欠とされます。「賢く見られたい」を全否定すると、有能感の回路まで潰しかねません。
健全なのは外的承認の“量”より、承認の“質”を設計すること。表面的なマウント合戦ではなく、他者の意思決定に資する明晰さ・透明性で評価されにいく。
結論：欲望は「破棄」でなく「統御」。承認の軸を“賢さの演出”から“価値の提示”へ。