韓国政府は税収が予想よりも悪化し、財政赤字が増加していることを報告している。2023年1月から2月の間に財政赤字は31兆ウォン（約3兆円）に達し、国の借金は1061兆ウォンに膨らんでいる。これは不動産取引の減少や企業の業績に加え内需景気の後退により、所得税や付加価値税、法人税、証券取引税などの収入が大幅に減少したためである。
税外収入も3兆4千億ウォン減少した。韓国銀行の余剰金政府納入金が昨年より3兆7千億ウォン減少することが主な原因とされている。韓国銀行は通常外貨資産を運用して収益を上げ余剰金を政府に提供するが、高金利の影響で金融市場が停滞し韓国銀行の業績が悪化したため、政府納入金も減少した。
政府の支出は基礎年金や父母給与地方消滅対応特別譲与金などの支出が増加したため、大幅には減らなかったとされている。1月から2月だけで実質赤字が30兆9千億ウォンに達し、年間予想額の約半分をすでに超えている状況である。
国家債務も増加しており、2023年末の国家債務は1134兆4千億ウォンに達する見通しである。国内総生産（GDP）比国家債務比率は49.8％と予想されている。韓国政府は税収の改善や財政健全化に向けた取り組みが求められる。
コメント欄では「韓国はどうにかなるだろうとの安心感がある。日本とは距離を置くべきだ」「日本と通貨スワップなどしないでほしい」「日本は助けずに見ているべき」と突き放す意見が多かった。「サムスンが利益を出さなくなると、税収が減るのは当然」「韓国は先進国であり、自力で立ち直るべきだ」と皮肉る声もあった。（黒井）
韓国、税収がパンク…今年１～２月だけで財政赤字３１兆ウォン
https://news.yahoo.co.jp/articles/95132f8f60baeff0d028c90be846fc23f70d3ec9
