三菱UFJ銀行が、店頭やATMでの振込手数料を10月2日から引き上げる方針を固めた。振込金額による手数料の差も撤廃するため、現在と比べて500円以上の値上げとなる場合がある。一方、インターネットバンキングの手数料は据え置かれる。この新しい手数料体系は、店頭やATMからネットバンキングへの誘導を図るために、手数料の格差を大きくすることで実現される。
現在、三菱UFJ銀行の店頭での他行あての振込手数料は最も高額で、振込金額3万円以上は770円、3万円未満は594円である。この手数料を一本化して990円にすることで、店頭やATMからの振込を減らし、ネットバンキングへの誘導を図るのが狙いである。一方、ネットバンキングでの振り込みは、他行あてで3万円以上が220円、3万円未満が154円のまま据え置かれる。
このように手数料の引き上げは、人件費や維持費に加え、高度化するシステムや規制への対応といったコストが増加しているため、避けられない状況にある。両替や外国送金も含めた手数料も引き上げ、インターネットバンキングへの誘導を図る。三菱UFJ銀行による店頭やATMでの手数料引き上げは、他の大手行にも影響を与える可能性があるだろう。
三菱UFJ銀行が手数料を引き上げる背景には、増え続けるコストがある。同行は2022~31年度に約1400億円を投じて勘定系システムを更新する予定である。銀行システムは複雑化しており、他の大手行では近年、障害が相次いでいる状況である。安全性の向上やデジタルサービスの拡充のため、大規模な投資に踏み切ったのがその理由である。
また、マネーロンダリング(資金洗浄)対策の強化も求められている状況である。不正送金を防ぐために必要な措置だとされている。
コメント欄では以下のような意見があった。
「手数料が高くなればなるほど、支店で手続きをする人が減り、街中から支店が消えていき、大手都市銀行とネット銀行の利便性が変わらなくなっていく。」
「この値上げに対して不満がある人のやるべきことは、ここのコメント欄で文句を言うことではなく、今後三菱UFJを使わないこと。顧客が減れば銀行も対策を考える。」
「銀行はどう見ても個人顧客相手に店舗を開くのは止める方向みたいだね。金融業の店舗営業は無くなって行くんでしょうね。」
「その内、銀行は店舗がなくなる可能性すらありますね。」
「ネットバンキングとキャッシュレス決済のおかげで、銀行やATMに行かなくなったし、現金もご祝儀やらの時にしか引き出さなくなり、正直1か月で数千円も現金使わない生活になって、いよいよATMすらいらないなーとなってるところ。」
「高齢者を無理矢理オンラインに流すことになって、結果、ネットバンクのカスタマーサポートの負荷増大になると思われ。」
「日本の銀行のレベルが落ちて来ているのかもですね。」
「手数料が値上げされるのに必要以上にアレルギー反応起こすのは考えの浅さゆえ。なぜ手数料据え置きで企業が耐えられると思うのか。」
三菱UFJ銀行、店頭・ATMの振込手数料引き上げへ…500円以上値上げの場合も
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee18694ac280559c7c6090e4d9a4fc1d4f2aeaad
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