もし車で走行中に洪水に遭遇したら、まずは【無理な突入】を絶対に避ける
どうしても水没しそうになった時は【窓からの脱出】が鉄則
浸水初期の段階で【エンジン停止→速やかに高所へ】が重要
「大雨が降った時、車を運転中に急に道路が川のようになってしまった…そんな時、あなたはどうしますか?【まさかこんな状況になるなんて!?】と焦ること間違いなしです。しかし!そんな緊急事態でも【冷静な判断】を下すことで、命を守る可能性がグッと上がります!」
大雨や台風によって想定外の大洪水に巻き込まれるケースは、近年増加傾向にあるとされています。特に道路が冠水し、車が立ち往生するシーンはニュースでもよく目にするようになりました。実際に、冠水道路に突っ込んでしまったがために車ごと流され、車内に閉じ込められてしまったという報道も少なくありません。そんな「車の中にいて大洪水に遭遇した!」という状況においては、以下のような点を押さえておくことが命を守るカギとなります。
目次
【1. 冠水道路には絶対無理して突っ込まない!】
大雨で道路が冠水している場合、その先の水深や流れの強さは予測できません。わずか30cmほどの水深があるだけでも、車の車体下部が水に浸かり始め、操作が困難になります。また、50cm以上の水深があると小型車は浮き始め、タイヤがグリップを失ってしまうケースもあります。大きな四輪駆動車などでも、濁流の場合は足元をすくわれる恐れがあります。「少しぐらいならいけるでしょ…?」と思うのは危険です。外見からでは安全な深さだと判断できないことが多々ありますので、【無理な突入は絶対NG】なのです。
【2. どうしても車内に留まらざるを得ないときは?】
大洪水に巻き込まれたとき、周囲に危険物が流れてきたり、道路に障害物がある場合は車からすぐに出られないこともあります。そういった場合、【慌ててドアを開けようとしても圧力差で開かない可能性】が大です。水がどんどん車内に入ってきてパニックになりそうですが、一番優先すべきは【窓を開ける】こと。電動パワーウィンドウなら、バッテリーが生きているうちに開けましょう。既にエンジン停止した場合でも、バッテリー残量があれば動く場合が多いです。窓が割れるためのレスキューハンマーがあると安心ですが、なければヘッドレストを外して先端で窓を割ることが可能です。
【3. やむを得ず脱出するタイミング】
車内への水の流入が始まったら、少しでも早く車外に出る方が安全です。車内が水でいっぱいになってしまうと水圧によりドアや窓が開きにくくなります。ただし、いきなりドアを開けようとしても水圧で動かないことが多いため、水位がある程度上昇して車内と車外の圧力が同じくらいになるのを待ってからドアを開けるという方法もあります。しかし、時間をかけている余裕がないほど急激に水位が上昇している場合は、【窓からの脱出】が基本です。
【4. エンジン停止&速やかに高所を確保】
「冠水しているエリアを通行しようとしてエンジンがストールし、再始動ができなくなった…」という状況に陥ったら、【危険を感じた時点でエンジンを切り、車を捨てて高い場所へ逃げる】決断も必要です。再始動を繰り返しているうちにバッテリーを消耗し、最終的に窓すら開けられなくなる恐れがあります。また、一気に腰まで浸かるような急激な増水が予想される際は、迷わず早めの行動を取りましょう。避難場所としては、近くに【頑丈な建物】や【高台】があるならそこへ移動するのがベストです。車はあくまで移動手段であり、洪水時は簡単に【足かせ】になってしまうことを心得てください。
【5. 日頃の備えと避難計画】
もしもの事態に備えて、車には「レスキューハンマー」「懐中電灯」「簡易防水袋」「救急キット」などを常備しておくと安心です。スマートフォンの防水対策をしておくのも重要ですが、濁流の中では通信障害も想定されます。自分が走行する地域の【洪水ハザードマップ】を事前にチェックしておくのも非常に大切です。いざという時の避難経路や、避難所の位置、どの道路が冠水しやすいかなどを把握しておくことで、被害を最小限に抑えられる可能性が高まります。
「【こんなの聞いてなかった…!】と後悔しないためには、平時から【想定外の事態を想定内にする】ことが肝心です。もし車で冠水を目撃したら、焦って突っ込まずに状況を見極め、一刻も早く安全な場所へ避難する判断をしてくださいね!」
■【質疑応答コーナー】
セイジ
「プロ先生、大洪水がヤバい時って、やっぱり車より自分の身を優先するべきなんすか??」
プロ先生
「そうですね!まずは命を最優先に考えるのが鉄則です。車が大切なのはわかりますが、状況次第では車を捨てて逃げるという勇気も必要なんです。」
セイジ
「自動車のドアが開かなくなったら、エアバッグとかも邪魔になっちゃうんすか??」
プロ先生
「水圧がかかっている状態でのドア開閉はかなり難しいですし、エアバッグ展開のタイミングによっては車内スペースが圧迫されることもあります。ただ一番大切なのは、電動ウィンドウが動くうちに窓を開けるか、ハンマーなどで窓を割ってでも外に出るという行動ですよ。」
セイジ
「レスキューハンマーって、安いのでも大丈夫っすよね??」
プロ先生
「基本的に先端がしっかり硬度の高い金属でできていれば、比較的安価なものでも十分使えます。でも実際に使う場面になると緊急事態ですから、多少の費用は惜しまない方がいいですよ。シートベルトカッター機能が付いているタイプも便利です!」
■まとめ
車が流されそうなら【早期脱出】を最優先!
【レスキューハンマー】や【窓からの緊急脱出】を徹底!
「命を守るための事前準備と早めの判断」これが生き残る鍵!
「大洪水に遭遇したら!?【とにかく冷静!そしてスピード勝負!】これを合言葉に、命を守る行動を優先しましょう!」