台湾で特急列車プユマ号が脱線事故を起こした件、報道のトーンが落ち着き新たな事実が次々と明らかになっている。中でも目を引いたのは自動制御装置のスイッチが切られていたという点。これが事実ならば日本製の車両には何の瑕疵もないことになるけど、真相は?
自動制御装置スイッチ切られる…総統が現場視察
10/22(月) 19:59配信 読売新聞・・・蔡英文(ツァイインウェン)総統は22日早朝、事故現場を視察し、事故の状況や死傷者について報告を受けた。蔡氏は「事故の原因を早急に明らかにするよう捜査部門に求める」と述べた。
蔡氏の視察に先立ち、頼清徳(ライチンドォー)行政院長(首相に相当)も現場や負傷者が運ばれた病院を視察しており、政権を挙げて事故対応を重視する姿勢を示した。
台湾の中央通信によると、検察当局は22日夜、現段階では列車の速度超過が事故原因との見方を示した。一方、鉄道当局幹部は22日、脱線した列車は自動制御装置のスイッチが切られていたことを明らかにした。列車の運行状況や速度などを監視するシステムで、台湾紙・聯合報はスイッチを切ったため速度超過を防げず、事故につながった可能性を指摘した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00050102-yom-int
目次
自動制御装置がオフになっていた原因は?
大変でしたね・・・。お悔やみ申し上げます。
この特急での史上最大の事故だそうだ。我々は普段は事故や災害は取り扱わないんだけど、事実関係のみを冷静に抽出する形ならばOKという回答を得た。
台湾ニュースは、一応カテゴリとしても用意してありますよね。何らかの形で取り上げた方がいいと思いました!
それで、今回の事故は自動制御装置がオフになっていたことが原因だった可能性だ。故障で勝手にオフになったのか、何らかの理由で運転手が手動で切ったのか。
話題をそこにフォーカスするんですね!
時事通信も同じ部分に触れており、さらに故障の可能性は低いとの見方を示している。2017年に製造業者の日本車両製造が大規模メンテナンスを済ませたばかりだからだ。
速度超過で脱線か=自動減速装置働かず―台湾列車事故
10/22(月) 18:02配信 時事通信・・・
台湾メディアによると、同列車は事故現場の新馬駅を通過する際、制限速度の85キロを大幅に上回る約130キロのスピードが出ていた。台湾鉄道管理局幹部は、列車が速度超過した際に減速する機能を持つ自動列車防護装置(ATP)が何らかの理由でオフになり、スピード超過でカーブをはみ出した可能性を指摘。運転士が手動で切ったのか、故障が原因か現時点では分からず、詳細を調べている。
ただ、同列車は日本車両製造が2012年に納入し、大規模メンテナンスを昨年済ませたばかりで、故障に否定的な見方もある。このほか、ブレーキ制御の空気圧が不足していた可能性を指摘する声も出ている。
車掌さんは何て言ってるんでしょう?
現時点では分からないな…。
運転手が手動で自動制御装置をオフにした?
ネットユーザーの反応を見たんですけど、分かりやすい推測がありました!
どんなやつ?
直前にブレーキの不具合が発生していて、自動制御装置が列車を停止させる方向に動いていたので、車掌さんが運行を継続するためにスイッチをオフにしたのではないか、という推測です!
なるほど。ダイヤに遅れそうだから…といって脱線したわけか。安全を最優先するなら自動制御装置がオフになってないはずだよね。
オフになってても気付かないんでしょうか?
普通気付くだろ。だから運転手が手動でオフにした説が有力だと思う。そうなると問題はこの運転手に真実をしゃべらせることができるかどうかだよね。仮に中国当局が裏で接触してたら…。
他の客観的な運行データで判断しないとダメ、って書いてる人もいます!
列車ってそういうの装備してるのかな?聞いたことないんだけど。運転手を監視するシステムとかはあるんだろうか?
どうなんでしょう?過去の脱線事故の大半は制限速度オーバーが原因だ、という意見もありました!
日本製の車両ならその辺りはうまく制御できるはずなんだけどね。
自動制御装置が手動でオフにできる仕組みが問題なのでは、という意見も。
確かにそれはある。その仕組みを抜本的に変えないと、今後もこういう事故が起こりかねない。
ATPを停止すると走行不可能?驚愕の事実が明らかに
ネット掲示板も調べてみたんですけど、もっと怖いことが書いてありました!
どういうコメント?
自動制御装置のことをATPって言うそうなんですけど、ATPを切ると自動で空気が抜けてブレーキがかかる仕組みになってるみたいです!その状態だと走行できないので、駅で一旦停めてエアカットという作業を行ないリセットしたとか何とか。
やっぱりな。普通は自動制御装置を手動で解除なんかできないんだよ。
そしてそのエアカットという状態の解除をせずに走行を再開したため、ブレーキが効かなくなってしまったみたいです!1971年の近鉄青山峠総谷トンネルという場所で起きた事故と同じパターンだそうです。
なるほど。具体的な事故事例を出しながら説明か。有力情報だね。これで運転手の人的要因である可能性が高まった。
このATPというシステムは日本製ではなくてヨーロッパ製みたいです!このATPが原因で2007年にも台湾で事故を起こしてますね・・・。
おいおい…まさか日本はまったく関係ないんじゃないのか?
スペインでも同じくATPを切ったため事故を起こしたことがあるみたいです!あと、今回の車掌さんもATPを切っていたことを認めてるみたいで、深く後悔していると台湾の現地メディアで報道されてるそうです・・・。
マジか。じゃあ決まりだな。運転手がATPを手動で切った説でほぼ決まりだ。「車両は日本製だった。」とか言って過度に愛国心を発揮した”一部マスコミ”には頭を下げてもらうしかないね。
どうして日本のメディアなのに、愛国心を発揮するんですか?日本の人達は愛国心を簡単には見せないんですよね?
それは聞くなww