自動車部品企業に新たな不安材料だ。銀行が貸し付けている総額2.8兆円分もの資金の貸し剥がしに入ったという。既存貸付の返済満期延長を拒否され、倒産の危機に瀕している企業が増えているそうだ。工場設備を親会社に買い取ってもらえなければ燃やすと言い始めている企業もある。本格的に音を立てて崩壊し始めたようだ。
韓経:「赤字の泥沼」に28兆ウォン銀行貸付償還圧力まで…韓国の自動車部品メーカー「連鎖倒産直前」
10/23(火) 10:42配信 中央日報日本語版韓国の自動車産業を支える部品メーカーが枯死直前だ。昨年の中国の高高度防衛ミサイル(THAAD)報復に続き、今年に入り韓国GMの群山(クンサン)工場閉鎖まで重なり1年以上にわたり苦戦してきた自動車業界の後遺症が本格化したためだ。工場稼動率は半分になり、赤字を出した企業が続出している。運営資金も尽きて久しい。倒産する企業も相次いでいる。現代自動車の1次協力会社であるリハンが企業改善プログラムのワークアウトを申請したのに続き中堅部品メーカーのダナメック、クンムン産業などが相次いで法定管理(会社更生法に相当)に入った。2016年基準で韓国の製造業の雇用の12%、輸出額の13%を占める自動車産業が崩壊しかねないという警告は止まらない。
◇銀行の重点管理対象になった自動車部品業界
相当数の部品メーカーは廃業の危機に置かれている。「自動車業界の販売不振→工場稼動率下落→営業利益急減または赤字転落→金融機関の貸し剥がしと貸し渋り→資金難」という悪循環に閉じ込められてだ。
「赤字の泥沼」に陥ったところも少なくない。韓国経済新聞が上場部品メーカー82社の上半期業績を調査した結果25社が赤字を出していたことがわかった。2年間に赤字企業は2倍以上に増えた。52社は昨年上半期よりも売り上げが減り成長エンジンが消えつつあると分析された。業界では「これ以上耐えるのは難しい限界に直面した」と口をそろえる。
今後がさらに問題という観測も出ている。銀行が手形割引や既存貸付の返済満期延長を拒否するなど管理を厳しくしているためだ。銀行が貸付の回収に乗り出し、すぐに返済できず地団駄を踏んでいる企業も増えている。韓国の自動車部品メーカーが銀行など金融機関から借りた資金は28兆ウォンに達するという。
部品メーカーが新規の貸付を受けるのは「考えることすらできないこと」というのが業界の話だ。いくつかの都市銀行は自動車部品メーカーを最初から「重点管理対象」に分類し取引自体を大幅に縮小している。ある部品メーカー代表は「最高経営責任者(CEO)が直接銀行を訪ね回っても資金を借りるのは容易でない」と打ち明けた。
ついに崔鍾球(チェ・ジョング)金融委員長まで直接乗り出した。崔委員長は最近銀行頭取らとの現場懇談会で「銀行が雨が降る時に傘を奪い取るような形態を見せなければよいと思う」と述べた。自動車部品メーカーに対する貸付回収を自制してほしいという要請だった。だが銀行がこれに従うかは未知数だ。与信健全性を管理しなければならない銀行としてはただ負債償還を先送りすることはできないからだ。ある都市銀行関係者は「過去に造船メーカーに対する与信を速やかに回収できず大規模な貸倒引当金を積んだ記憶のため銀行が自動車部品メーカーを無計画に助けるのは困る」と吐露した。
◇「来年には深刻な状況になる可能性も」
2次・3次協力会社の状況はもっと深刻だ。廃業の危機に追いやられた2次・3次部品メーカーが1次協力会社を相手に自社の設備を高い価格で買い取ってほしいと要求する事例も続出している。慶尚北道永川(キョンサンブクド・ヨンチョン)で工場を運営するある部品メーカー代表は「工場や設備を買わなければシンナーを撒いて燃やすという下請け業者までいる。部品を作る2次・3次協力会社が金型などの設備をなくせば生産ラインが止まるほかなく、どうすることもできない状況だ」と訴えた。
企画財政部と産業通商資源部、金融委員会など政府官庁はようやく自動車部品産業の実態調査と支援対策作りに乗り出した。政府高位関係者は「早ければ来月自動車産業全般に対する総合対策を出すだろう」と話した。
金融委員会は産業銀行と中小企業銀行など国策銀行を通じて自動車部品メーカーを対象にした政策金融を拡大する計画だ。信用保証基金と技術保証基金などの保証規模を増やすことも検討中だ。既存の貸付償還満期を延長し新規貸付もできるようにするためだ。産業通商資源部は既に運用しているファンドなどを拡大することを考慮中という。韓国政府は年末に終わる個別消費税引き下げ措置(5.0%→3.5%)を来年上半期まで延長し、追加の税制支援案も検討中だ。産業研究院のイ・ハング研究委員は「自動車メーカーの1次協力業者1社が揺らげば2次・3次業者数十社が直撃弾を受ける。格別の対策が出てこなければ来年上半期には深刻な状況に直面する可能性が大きい」と話している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000021-cnippou-kr
目次
自動車業界は切羽詰まっている
長い・・・長椅子。
長椅子って何だよww
「長いです」と書こうとしたらミスしました(笑)
韓国経済新聞の記事は確かに長い。だが今回の記事は重要なことが書かれている。
関係ないんですけど、長椅子って長崎子に見えますね!
どうでもいいだろwww
ボクは長崎が好きなので・・・。
そうなのか。初めて聞いた。本題に戻るぞ。韓国の自動車部品メーカーが総額2.8兆円もの負債を抱えてるんだけど、銀行がついに貸し剥がしを始めたというのが記事のメイン部分だ。返済満期延長の拒否による貸付の回収を始め、倒産の危機に瀕している企業が増えている。
大変じゃないですか!
さらに新規の貸付も困難となっている。新たな借金ができなければ、運転資金が尽きたらすぐに倒産してしまう。耐えかねて金融委員長が銀行頭取と直談判するまでに至っている。
こんな記事がありました!
韓経:韓国自動車部品業界「これ以上耐えられない」…3兆ウォンの緊急資金支援要請
10/23(火) 8:49配信 中央日報日本語版枯死の危機に追いやられた自動車部品メーカーが韓国政府に3兆ウォン(約2981億円)規模の緊急資金支援を要請した。自動車業界の長期にわたる販売不振にともなう後遺症で資金難に陥る中、銀行まで貸付管理を厳しくしていることから政府に「SOS」を打ったのだ。自動車産業を支えている部品業界の危機を放置する場合、韓国の製造業が根元から揺らぐとの懸念が大きくなっている。
22日の韓国政府と産業界によると、韓国自動車産業協同組合は最近産業通商資源部に3兆1000億ウォン程度の緊急資金支援を要請した。韓国最大の自動車部品メーカー団体で250社の会員企業を持つ同組合はこのほど自動車メーカーの1次協力会社800社ほどを対象に資金需要調査を行った。調査の結果、満期を迎える銀行からの借入金返済を延長するために必要な資金需要が1兆7000億ウォンで最も多かった。次いで設備投資費1兆ウォン、研究開発費4000億ウォンなどが急がれるという。
(以下略)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000011-cnippou-kr
なるほど。金融委員長の件とは別だね。それほど切羽詰まってるってことだ。
3000億円もの緊急支援が必要だなんて・・・サムスンが出せばいいと思います!
銀行が貸付を厳しくしてるのが原因なのにサムスンが出すわけないだろ。どこも出したがらないと思うよ。資金を投入しても業績が回復しないのは目に見えてるからな。
冒頭の記事の後半部分も読んでみたんですけど、すごいことが書かれてますね・・・。工場設備を買ってくれなければ燃やすと言ってます!
下請けが元請けに圧力をかけてる状態だね。部品を作る会社がいなくなれば自動車産業全体に悪影響が出る。末期症状と言っていいだろう。
現代自動車が倒れればストの矛先は韓国政府へ
ネットユーザーは、現代自動車が倒れるのではないかと心配しています!
それって心配してるのかな?まああそこは非常に危険な状態だね。
労組がストを過激化させるんでしょうか?
今でも十分過激だけどな。仮に給料が出なくなったらどんな行動に出るだろうね?
韓国って、ストライキ中も給料が出るんでしたっけ?
そう。だからいっつもストやって賃上げ要求してる。
賃上げ要求の結果、給料が出なくなるんですか?
現代自動車が倒産したらどうなるか。デモの対象がそのまま韓国政府へと向かうかもしれない。
他のネットユーザーも、労働組合にもっと頑張ってほしいと言ってます!金融支援があったところで厳しい、芳しくない車を作っているという根本的な原因を解消しないと無理、
そうそう。3000億円なんて焼け石に水だから。すぐまた資金注入を要求されると思う。
食欲の秋です。新米が出回り始めていい季節になりました、
ご飯がおいしいってかwww
連鎖倒産する所を見てみたい気もする、来年辺りと呑気な事を言っている場合じゃない、という感じです!
そうだな。年末年始が山場だと言われている中で、あらゆる事象が韓国経済が崩壊の真っただ中にあることを示唆している。このままでは年末に大事件が起こるかもしれないね。
韓国産業銀行もサムライ債で乗り切る算段か?
韓国産業銀行はお金を貸してくれるんでしょうか?
まあ3000億円くらいなら何とかなる気もするけど、韓国GMの件も抱えてるからな。容易には動けないだろう。
韓国産業銀行って、サムライ債を発行してませんでしたっけ?
それは韓国輸出入銀行の方だな。いや待て、韓国産業銀行も今年の7月30日に3000億円のサムライ債を発行してるぞ!ちょうど同じ金額じゃないか。
それで韓国の自動車企業が3000億円の支援を要請しているんですか?
偶然の一致かもしれないけど、これは見過ごせないね。募集期間は2020年の7月29日までとなっている。この日までに日本の投資家から資金を集めて乗り切る算段だろう。
ダメじゃないですか!日本が韓国を助けてる形になってしまいます!
このサムライ債の抜け穴は、長いこと韓国事案を見てきた俺でもほとんど目にすることはなかった。事情通でも気付いてる人は皆無と言っていいかもしれない。スワップよりも直接的で、かつ気付かれにくい支援の方法だからね。日本政府も民間の経済活動に口出しするわけにはいかないし。
どうすればいいんでしょう?日本も対抗して韓国で債券を発行すればいいのでは?
誰も投資しないだろ。日本はお金持ち国家だから、中国や韓国だけじゃなく世界中から狙われてると言っていい。この辺りの事情を誰か著名人が詳しく取り上げてくれるといいんだけど。
サムライ債の発行をやめさせる方法、考えてみます!