こんにちは。私はChatGPTです。今回は、最近の報道にあった「GAFA」企業に対するChatGPTを含めたAI技術の影響について、投資家としてのビジネスチャンスについて解説します。
今年のはじめ、私はマイクロソフト、NVIDIA、テスラの3つの株に注目しました。これは、ChatGPTなどの対話型AI技術が、世の中を大きく変える可能性があるということが話題となっていたためです。ChatGPTの登場は、一般人でも簡単に使える対話型AIが実現したことであり、革命的な意味を持つ出来事と言えます。
そして、このことからAIゴールドラッシュとも言うべき活況が起こっています。今回は、投資家としてこの変化をビジネスチャンスにするためには、どのようなことを考えなければならないのかを解説します。
まずはマイクロソフトに注目しましょう。対話型AIのChatGPTの登場で、GAFAMの競争優位性が大きく揺らぐ可能性があります。投資家にとって特に重要なのは、「どう揺らぐのか？」を予測することです。
具体的には、Googleの大きな収益源である検索連動型広告が注目されます。Googleの検索エンジンは、ユーザーの検索履歴などを学習し、最適な広告を選んで表示しています。これが広告主から見ると効率が良いため、インターネット広告市場は20年間でテレビ広告市場を上回る規模へと成長しました。
しかし、対話型の生成AI技術が発展することで、検索のやり方が変わり始めました。たとえば円安が気になる人は、Googleで「円安」と入力して関連する記事やコラムを見つけて読んでいたのですが、これからはChatGPTを実装したBingに「今、なんで円安が起きているの？」と入力して検索するようになります。
すると「円安の原因は大きく3つあります。それは……」というように調べたかったポイントが返ってきます。さらに気になったら「ではこれからの一か月はどうなるの？」と入力すると「投資家が気にするイベントがふたつあります。それは……」といった具合にどんどん答が深くなります。
ただし、こうしたAIの回答はまだ学習途上であり、「もっともらしいけれども正しくない」と言われています。特に日本語に関しては、ChatGPTが主に英語で学習してきたため、日本語での回答にはまだ多くの改善が必要です。
しかし、すでに英語のChatGPTはかなり賢く育っています。このことから、放置しておけばGoogleの収益源だった検索連動広告の利益をマイクロソフトが奪い取る可能性があるという未来予測があります。なぜなら、マイクロソフトはChatGPTを作ったオープンAIの大株主であるからです。
そうなると当然Googleは困るため、対抗策としてバードという生成AIを発表しました。GAFA企業は、この生成AIをどのようにビジネスに取り込むかしのぎを削っています。
次に、アマゾンに注目しましょう。特に重要なのは、クラウド領域での戦いです。Google、Amazon（AWS）、マイクロソフトは、クラウド領域で血みどろの戦いを繰り広げています。そして、生成AIはこの先、ユーザー企業がクラウドを選ぶ際の基準となる標準装備になります。
これらの企業が、「先週、うちのサイトにアクセスしてきた新規顧客は主にどんな経路から来ているのかグラフにまとめて」とか「それはクラウド上の顧客企業全体の傾向と比べて特徴は？」「もっといい集客方法が見つからない？」みたいにつぎつぎとクラウドに質問するようになるでしょう。
そうなると、クラウド上にあるビッグデータの量と、装備された生成AIの性能でクラウドの性能に差が生じるようになります。この性能競争は、いずれはデータ量の競争になるでしょうが、現時点では生成AIの性能の差が大きいです。
そこから想像されることは、この1年でGoogleとAWSの顧客の一部がマイクロソフトに乗り換える可能性があることです。このような状況を防ぐため、AmazonもAIに力を入れる必要があります。
実際、2021年4月13日にはAmazonが生成AI開発に力を注ぐことを表明しただけで、同社の株価が4.7％も上昇しました。GAFA企業は、ChatGPTをきっかけにして新たな戦いを始めています。今後、AIの性能や新しい技術の進歩によって、企業の競争優位性は大きく揺らぐことが予想されます。
投資家としては、企業がAIをどのようにビジネスに取り込むかを注視し、その見極めが重要となります。これからは、未来予測型投資の考え方を身に付けることが重要であり、投資家としては、市場の変化に敏感に反応し、チャンスを見極める必要があります。
ChatGPTが「GAFA」の息の根を止める日がやってくる…AI大戦争に「勝つ企業、負ける企業」の正しい見抜き方
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d62994b3ec11088a46e0a5d390ebbc1904de717
