先日、バイデン米大統領と韓国の尹錫悦大統領がワシントンで会談した。共同声明では、米韓同盟70周年を祝い、次の70年が最も輝かしいものになるだろうと述べられたが、米国メディアによると「米国の圧勝だったな」「韓国大丈夫か」という言葉が交わされたと報じられた。
今回、韓国にはいくつかの対米要求があった。経済面では、「IRA(インフレ抑制法=Inflation Reduction Act)」と「CHIPS(半導体関連法=CHIPS and Science Act)」に関する韓国企業への例外扱いが焦点だった。しかし、共同声明には例外扱いは盛り込まれず、米韓の国家安全保障会議(NSC)が「次世代核心・新興技術対話」を設立し、半導体などのハイテク技術協力の促進で合意した。
また、安全保障分野では、韓国が米国の「核の傘」への関与を目指したことが盛り込まれた。しかし、米韓はすでに2011年から定期的な拡大抑止協議を行っており、手を変え、品を変え、説明をしてきたものの、作戦計画を共有したことはないと報じられている。
米国側は、今回尹大統領を迎えるにあたり、「韓国で燃えさかる核武装論を絶対に鎮火させる」という強い決意で臨んでいたとされ、オハイオ級戦略原潜を朝鮮半島に派遣することが決定した。しかし、韓国が米戦略原潜の運用に口出しできるわけではなく、韓国内からは戦略原潜を朝鮮半島周辺に常時展開すべきだという声もあるものの、軍事的には危険が伴うため、現実的には実現しないとされている。
一部の専門家は、今回のワシントン宣言が韓国版プラザ合意になる可能性がある。また、韓国の専門家の中には、「文在寅政権が中国にオールインしたのに対し、尹錫悦政権は米国にオールインしたと語る人もいる。
このような状況下で、韓国が直面する課題は多岐にわたっている。経済面では、中国との競争を勝ち抜くために、先進的な技術を持つ韓国企業が今後ますます困難な状況に陥る可能性がある。また、安全保障面では、米国との緊密な関係を維持しつつ、北朝鮮との関係改善を図る必要がある。
しかし、韓国政府が今回の会談での成果をどのように評価し、今後どのような政策を打ち出すのかはまだ不透明な部分がある。今後、韓国が直面する課題に対して、どのような取り組みをしていくのか、注目が集まっている。
コメント欄では以下のような意見が並んだ。
・過去の歴史を見ると、韓国は常に勝者にオールインするDNAを持っている。韓国が日本に対して要求する姿勢は、中国にオールインした後のものである。今回の外交問題はDNAに関するものである。
・韓国は今後どこに寄りかかるのか。現政権が親日気味である。支持率が下がるとすぐに反日になる可能性がある。また、米国からも信用が無く、自分たちで切り開かなければならない。
・韓国は外交面で破綻しており、今回の会談も弱腰だ。核兵器の価値観を変えるためには、クアッドと呼ばれるグループに加盟することで成り立つ。
・韓国のウォン高は、韓国人にとっては良いことだが、輸出産業には大きなダメージを与える。輸出産業が一本足打法であることを考えると、ウォン高になれば後は三振の山だ。
・韓国は中国にオールインしていた。信用に欠ける国である。また、韓国政府が踏まなければならなかった踏み絵も踏まざるを得なかった。
・韓国の要望が度が過ぎて受け入れられないものばかりであり、正面向いて握手するだけでも良い。
・政権が変われば反日姿勢も変わる可能性がある。韓国が歪曲歴史教科書による反日教育をやめるまで、日本は三世代が過ぎるまでは遠い目で見ておく必要がある。
韓国大丈夫か 米韓首脳会談・ワシントン宣言は韓国版プラザ合意か
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcadf780c252d06d2a863da581cd2866402fe74b














