4月26日に開かれた静岡県のリニア中央新幹線工区の環境対策を検討する専門部会で、地下水が静岡県の水か山梨県の水かという議論が熱くなった。
JR東海が行っている地質や地下水の状況調査において、山梨県内の地点から静岡側に向かってボーリングを進めているところ、静岡県と山梨県の県境から677mの地点まで掘り進んでいることが報告された。その水を巡って、交わされたやり取りが以下の通りである。
JR東海の担当者:「山梨県内のボーリングで出てきた水を静岡県に戻すという考えはない。」
静岡県副知事の森貴志:「(湧水の)戻し方の議論が固まっていない段階では、いったんは(ボーリングを)止めていただきたい。山梨県側で掘っている水は静岡には関係ないので、そのまま掘削するという考えか。」
JR東海:「県境から(山梨側)300mのところにある地下水は、静岡県の地下水だと認識していると、そういう理解でよいのか。」
静岡県副知事:「それでいま議論してきたんじゃないですか?」
JR東海:「県境から300mのところにある地下水は、静岡県ではなく山梨県の水という考え方はないのか。ごく当たり前だと思うが……静岡県の水なんであるか?」
最後にJR東海の担当者も困惑気味になっていた。
この議論についてネット上では、「馬鹿馬鹿しくて情けない」「時間を浪費するだけ」「小学生の喧嘩とかでも言わないやろw」「この静岡県の主張をみて、まともな会話が出きる相手ではないことは明らか」という批判的な声が上がっている。
ただし、この湧水の量は1分あたり10リットル程度で、先端孔は直径12cmと非常に小さいものである。リニアが通る区間も静岡県内のわずか8.9kmで、深さ最大1400mと地下トンネルであり、大井川上流部の地下約400mを通過することが問題とされている。
コメント欄では以下のような批判的な意見が並んだ。
「静岡県とはまともな話し合いができないことを端的に示すもの。国策を妨害する静岡県に対して、経済制裁を課すべき。」
「元大学教授で学者肌。学術会議同様己と異なる他人の話を聞かない傾向があるが、話が上手く、なぜか年寄りに人気が高い。本当にもう辞職してもらいたい。」
「静岡県民としては誠に恥ずかしい限りで、申し訳ない気持ちである。ご自宅も長野県だし、なぜこの方をリーダーにしているのかわからん。」
「東海旅客鉄道は静岡県に対して報復冷遇すべき。静岡県に対しては損害賠償を求めてもいいのではないだろうか。」
「もう東海道新幹線も静岡に乗り入れずに山梨へ回せば。観光地として栄えるさ。内陸だから大震災時の津波も避けられるし。」
「高速リニアの初稼働は大中国様にしたい人達がいるのかと勘繰られても仕方ないだろうに。」
「まともな議論が出来ない川勝を知事に選んだ静岡県人は今も正しい選択をしたと思っているのかな。静岡県はただ妨害しているだけであるからね。」
「リニアの通過する場所は静岡県の10キロメートルほどの細長い土地が長野県と山梨県の間にあることに違和感がある。山梨県か長野県の土地であるほうが自然な感じがする。」
「この手の記事でよくみる『ネットでは』はどこの声なのか?捏造しているのではないか疑うわけではないが、各記事でその辺り明確にして欲しい。」
「もう面倒だから、1日に1回、水を満載したタンクローリーを大井川の橋の上に」
リニア静岡県専門部会「山梨の地下水は静岡のもの」主張に「まともな会話できる相手じゃない」あきれる声
https://news.yahoo.co.jp/articles/48e4a3d88f3ab202ea02382624ef03eff62b1de5














