米債務上限引き上げ、再び物別れ 6月1日デフォルト近付く

・バイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長の債務上限引き上げに関する会談は再び物別れに終わった。
・両者は協議の生産性を評価したが、富裕層からの税収増を目指すバイデン政権と、歳出削減を主張する共和党との間には深い溝がある。
・マッカーシー氏は会談後の記者会見で、交渉が依然として難航していることを認めた。

ChatGPTバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長との間で行われた債務上限引き上げに関する会談は、進展なく終了しました。双方は協議の生産性を評価しましたが、バイデン政権が富裕層からの税収増を目指し、共和党が歳出削減を主張するという対立は深まっています。

マッカーシー氏は会談後の記者会見で、政権と共和党の対立点について重点的に話し合ったが、交渉は依然として難航していると認めました。バイデン氏は社会保障費の増加と債務負担の膨張に言及し、「財政赤字を減らす必要がある」との見解に合意していると説明しました。双方は財政健全化の必要性について異論はないとしています。

しかし、具体的な進め方において対立が先鋭化しています。バイデン氏は富裕層や大企業に適正な負担を求め、課税強化を訴えていますが、共和党は「問題は支出だ」と主張し、歳出削減に固執しています。

イエレン財務長官は22日、議会が債務上限を引き上げる法案を速やかに通さなければ、6月1日に政府の支払いが滞る可能性が高いと警告しました。米国が史上初の債務不履行(デフォルト)に陥れば、金融市場が混乱し、世界経済にも打撃が及ぶ可能性があります。

政権とマッカーシー氏が合意したとしても、共和党右派は依然として歳出削減を主張しており、法案を期限までに通す見通しは立っていません。デフォルトの期限が迫る中、共和党は政権に対し切迫感を持つよう要求し、解決策が見えていません。

コメント欄の意見:

渡辺浩志さん:イエレン財務長官は議会に対して6月1日をXデーとして警告しており、時間が限られている状況。共和党は債務上限に対応する条件として厳しい歳出削減を求め、バイデン大統領の目玉政策を骨抜きにしようとしている。債務上限問題が政争の具となっており、両者とも容易には譲歩しない姿勢。デフォルトや格下げが起きれば、株価やドルの下落、金融不安の再燃が懸念される。

ptgKMさん:アメリカの憲法に不備があるのか、権限が適切に行使されていないのか疑問視されている。他の国々の予算審議や承認手続きと比較して、アメリカの予算審議は特殊な要素があると指摘されている。サンダース議員らは修正第14条を指摘し、米国が債務不履行を回避する手段があると主張している。

energyさん:デフォルトが現実になりつつある状況で、株価やその他の資産が大暴落する可能性があると警鐘を鳴らしている。アメリカの債務不履行は以前の完全な崩壊とは異なり、大きな影響が出る可能性があると指摘している。デフォルトになった後に底値で投資を行えば、数年後には数倍のリターンが見込めるとの見方もある。

ueoさん:債務不履行の決定はアメリカ自身が行うべきであり、その結果によって国際的な信用が影響を受けるとしている。ドルを自由に発行できる米国が債務不履行になるというシナリオは考えにくく、ギリシャやアルゼンチンとは異なる次元の問題だと述べている。

spaさん:デフォルトはアメリカ自身が主体的に決めるべきであり、それによって信用が影響を受けると指摘している。米国が通貨発行権を持っているため、国内での債務不履行は自由に決めることができると主張している。デフォルト問題は循環的なパターンであり、その度に市場の不安材料として取り上げられると述べている。

rutさん:政治家や国民が財政に鈍感になり、バラマキ型の施策が通過しやすくなっていると指摘している。財政健全化の必要性を強調し、国債の増発や無駄な歳出増加ではなく、歳出の見直しを先に行うべきだと主張している。個人と国家は異なるものであるが、借金を持たずに清々しい気持ちになれることを例に挙げている。

黒井「今回は違う」とか言ってるツイートも見かけたし、6月1日の件は警戒しておいた方がいいかもな。米国株式投資レポートではその辺りの話をいくつか取り上げた。


ワトソン君暴落が、早く来てほしいです!

黒井そうやって言うと来ないんだよな。世の中よくできてるわな。

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