【速報】中国気球、米軍の武器システム信号をリアルタイムで中国に送信 米報道

米国のNBCニュースは4月3日、複数の政府高官の話として中国の偵察気球が米軍施設からの情報収集に成功していたと報道した。気球が収集したのは米軍の武器システムが発する電子信号が大半だったという。

米軍施設の上空を意図的に飛行していたのは丸分かりだったが、その目的は衛星画像の撮影ではなくもっと重要な機密情報の収集にあったことが判明したわけだ。

共同通信によれば、この収集した情報はリアルタイムで中国本土に送られていた。データの収集と送信をすべて気球だけで完結できる仕組みになっていたわけだ。中国の報道官は「軍事目的ではない。事実を歪曲するな」と反発している。

また気球に関して、中国が任意のタイミングで自爆させることも可能だったと米国のWSJが報道。事実ならば米国の上空で爆発テロを起こし地上に被害をもたらす可能性があったことにもなり、東海岸上空まで撃墜を見送ったバイデン政権の判断が批判されることになりそうだ。

コメント欄では「最初から軍事利用目的ならば大きな外交問題」「すべての責任は中国にある」と中国を非難する意見が多かった一方、「撃墜すら考えず、むしろ撃墜を決めたことがメディアに批判されるのが日本」だと日本のマスコミに対する不満を表明する人もいた。(黒井)

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