朝日新聞によると、米国スタンフォード大学は2021年4月に報告書を発表し、生成AI(人工知能)が地球温暖化問題に悪影響を与える可能性があると指摘した。
これは、AI開発に必要な大量の電力による二酸化炭素排出量が、米国人の1年あたりの排出量の何十倍にもなることがあるためである。
AI開発競争が激化する中、電力需要への対応や二酸化炭素の排出が少ない電源の確保が重要になると考えられている。
生成AIは、入力された大量のデータを解析し、出力することで、より高精度な予測や分析を行いる。これを実現するためには、多くのパターンを学習させる必要があり、大規模なサーバーやデータセンターによる大量の電力消費が必要である。
スタンフォード大学の報告書では、オープンAI社の「GPT-3」、ディープマインド社の「ゴーファー」、メタ社の「OPT」など、4つの生成AIの学習に使われた電力消費量を比較している。
その中で、最も電力消費量が多かったのは「GPT-3」で、1287メガワット時だった。これは、最も少ない「OPT」の約4倍にあたる。
さらに、GPT-3の学習によって排出された二酸化炭素量は502トンと推定され、これは米国人1人の1年間の排出量の約28倍にあたる。
また、ニューヨークからサンフランシスコまでの飛行機の往復1人あたりの排出量の約507倍にもなる。
報告書は、「AIの学習に必要なエネルギーが環境に与える影響について懸念が高まっている」とし、「AIの研究コミュニティーでは、AIが環境に与える影響を意識的に監視することがますます重要になるだろう」としている。
コメント欄では以下のような批判的な意見が並んだ。
「インターネットこそCO2増加の一因としなきゃいけない。AIのみをその懸念の矛先にするのは、どう見ても論理的におかしい。」
「AIの利用する自律自動運転も、電力消費量と発熱が課題のひとつになっている。課題を発見した!で、どうするのかを調べ伝えるのもメディアに課せられた使命だと思うのだが。」
「実際の発電方法を考慮せずに考察を行うことは不当であると思う。」
「学習済みのAIを日々運用するにはどの程度の電力を消費するのかの方が気になる。」
「代替法よりも効率的、つまりCO2排出は少なくなり得る。ただし、むやみやたらにつまらないことで使うとそれは無駄にCO2排出することになる。」
「うまく使えばオフィスワークの大部分を省力化でき、節約できる電気代も多いと思います。」
「人間、何かをしようとするには必ず環境を犠牲にして生きている。」
「AIの学習部分だけでCO2排出量が増えたというのも正確じゃないな。」
マスメディアの仕事は近い将来すべてChatGPTなどAIに取って代わられる。悲鳴のような記事だと思った。(黒井)
ChatGPT、学習で大量CO2 AIと温暖化「不都合な真実」
https://news.yahoo.co.jp/articles/59d3f6553e77a1b8ea83b371cb2ce4713d77ff5a
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