あまり大きく報道されなくなった韓国の大統領選だが、どうやら醜い潰し合いに終始しているらしい。低劣な争いとZAKZAKに書かれてしまった。日本との関係改善も絶望的だという。日本としてはその方がありがたい。
日韓関係“改善絶望” 大統領選前哨戦は低劣極まる「悪罵合戦」に 文大統領の保身シナリオ、5月9日までの権力で「公捜処」動かすか
12/23(木) 17:00配信 夕刊フジ韓国大統領選(3月9日投開票)まで約2カ月半。現状では、革新系与党「共に民主党」の公認候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事と、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長が横一線で競り合う大激戦となっている。日韓関係は、文在寅(ムン・ジェイン)政権下での「反日」暴挙の連続で、「史上最悪」と言われるほど悪化しているが、どちらが次期大統領になっても、関係回復は極めて困難だ。加えて、文大統領による「驚愕(きょうがく)の保身シナリオ」が推測されるという。ジャーナリストの室谷克実氏が最新情報に迫った。
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これが本当に、一国の元首を決める戦いなのだろうか―。隣国・韓国でいま、地獄のようなコロナ禍で繰り広げられている大統領選挙の前哨戦は、低劣極まる悪罵合戦だ。
しかし、低劣であればあるほど、新大統領は「熾烈(しれつ)な選挙戦に勝ち抜いた」という興奮をもって、素人感覚丸出しの「対日外交攻勢」に乗り出すだろう。隣国の状況は、よくよく見極めておかなくてはならない。
与党の候補である李在明氏は、これまでに、①兄を無理やりに精神科病院に押し込んだ疑惑②女優との不倫疑惑③新都市開発に絡む汚職―などのスキャンダルを抱えてきた。
さらに、つけ回した女性と、その母親の2人を刺殺した甥(おい)の弁護を引き受けた事実を認めながらも、事件を「デート暴力」と呼んで矮小(わいしょう)化を図ったことが道徳的な問題として指摘されている。
それだけかと思ったら、長男が違法賭博の常習者であることも発覚した。与党は「野党の陰謀情報だ」と反発したが、李在明父子は早々と謝罪した。「逃げられそうにないから、早く謝罪してしまおう」と判断したのだろう。
一方、野党「国民の力」の候補である尹錫悦氏は、義母(妻の母)が詐欺罪で有罪判決を受けた。妻は数年前、大学教授の公募試験に際して「経歴詐称」の履歴書を出していたことが発覚した。
与党サイドからはさらに、ブラック情報まで流されている。
ディスりと悪罵の戦いは、まっとうな政策論争を遠ざけている。弁護士も検事もカネのもめ事の扱いには慣れていようが、マクロ経済や外交にはほとんど専門知識がない。
李氏は早々と「日本は敵性国家だ」「日本に韓国の裁判所の判決を守らせる」などと打ち上げた。
尹氏は「日本とは、首脳会談で懸案を一挙に解決するのがいい」と述べている。どちらも〝床屋政談〟の域を出ない。
そんな状況だから、「どちらの候補が『まだ許せるか』を判断する選挙になる」とも言われる。
しかし、洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏(=野党の予備選で2位だった元知事)の「一族に殺人犯がいる奴が大統領になってはいけない」の一喝が効いてくるだろう。何しろ韓国には連座制の長い歴史があるからだ。
悪罵合戦の余りの激しさから、韓国ではもう大統領選挙本番が戦われていると誤解している読者も多いことだろう。
実際には、来年2月13日が選挙告示日であり、投票は3月9日。そして、当選者が大統領に就任するのは5月10日だ。
5月9日中までは、法的な政治権力は文大統領が握っている。
その文氏は恐らく、「殺人罪」で告発されるだろう。ウィズコロナを万全の準備もなしに強行したら、死亡者が激増することは十分に分かっていたのだから、ウィズコロナは「未必の故意」による殺人に当たる―という告発だ。
李氏は一時期、「K防疫の伝導人」と呼ばれたが、情勢悪しとなるやK防疫反対派に翻った。尹氏もウィズコロナ強行を批判している。どちらが新大統領になっても、その下の検察は告発を受理するだろう。
そんな流れが見てきたのに、文グループは手をこまねいているだろうか。
「左翼政権の永続化」と「自身の保身」のために、無理を重ねてつくった「韓国のゲシュタポ」こと高位公職者犯罪捜査処(公捜処)を動かす最後の機会ではないのか。
検察の上に位置する公捜処は、大統領選挙の当選人を逮捕することもできる。5月10日まで、韓国で何が起こるか、予断は許されない。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に『悪韓論』(新潮新書)、『反日種族の常識』(飛鳥新社)、『呆韓論』(産経新聞出版)、『韓国のデマ戦法』(同)など多数。
学びがある! 14
分かりやすい! 59
新しい視点! 12https://news.yahoo.co.jp/articles/e6d05c4e5919840b9ac59ef845108d4b7a812142
どちらが勝っても延々と潰し合いが続きそうな気配
大統領選が始まる前からこの様子では、どちらが勝ったとしても醜い潰し合いが延々と続くことになりそうだ。そして退任後は逮捕という決まり切ったコースを歩む。5年先のこととはいえ、わざわざ逮捕されるために大統領になるようなものだ。文在寅も野党候補が勝てば当然牢屋行きとなるだろう。
そもそも日本との関係を“改善”するというのがおかしい。改善とはすなわち韓国との関係を1965年以前に戻すことであり断ち切ることだ…とネットユーザーが主張していた。その通りだと思う。韓国民にとっては不幸な選挙となるだろうが、そんなことは日本にとってはどうでもいい。政治的な混乱でコロナ感染もますます深刻化するだろう。














