・ブラジルのルラ大統領は、ロシアのプーチン大統領の招待を辞退した。
・ルラ大統領は、ウクライナ紛争の和平実現に向けて両陣営との対話を重視している。
・以前にもルラ大統領はウクライナ紛争についてプーチン大統領と同等の責任を指摘されたことがある。
ブラジル大統領、プーチン氏の招待を辞退「今は行けない」
ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領は26日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との電話会談で、6月14~17日に開催されるサンクトペテルブルク国際経済フォーラムへの招待を辞退した。
https://t.co/ZgVl7lxosU— AFPBB News (@afpbbcom) May 27, 2023

ブラジルの大統領、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領からの招待を辞退しました。この招待は、6月14日から17日にかけてサンクトペテルブルクで開催される国際経済フォーラム(SPIEF)への参加を意味していました。
ルラ大統領は26日、プーチン大統領との電話会談で、「SPIEFへの招待に感謝し、今はロシアに行くことができない」と伝えたことをツイッターで投稿しました。彼はまた、「ブラジルはインド、インドネシア、中国と同様、ウクライナ紛争の和平実現に向けて両陣営と対話できることを再確認できた」と述べました。
ルラ大統領は、ウクライナ紛争に関連して、多くの西側諸国がウクライナに軍事支援を提供し、ロシアに対して経済制裁を科している状況で、調停者としての役割を果たすことを位置付けています。彼はウクライナ紛争の解決に向けた多国間グループの設立を目指しています。
ルラ大統領は22日には日本でウクライナのゼレンスキー大統領との会談が実現しなかったことについて「いら立った」と語りました。さらに、ゼレンスキー大統領とプーチン大統領の両者が和平を望んでいないように思われると指摘し、「双方ともに戦争に勝つのは自分たちだと思い込んでいる」と述べました。そのため、現時点ではゼレンスキー大統領との会談は意味がないとの認識を示しました。
昨年もルラ大統領は、ウクライナ紛争についてゼレンスキー大統領と同等の責任をプーチン大統領が負っていると発言し、非難を浴びました。
コメント欄の意見:
鈴木一人: ルラ大統領がロシアの招待を辞退したのは、G7の空気に触れてウクライナへの支援姿勢を示すためかもしれない。彼が調停役として動けば国際的にも国内的にもアピールになる。
nmtさん: ルラ氏の調停役は良いが、侵略者側を支持することには共感を得られない。ルラ氏はプーチン氏に侵略を止めるよう促すべきであり、ゼレンスキー氏に抵抗をやめるよう言うのは筋が違う。
kozさん: 中国やインドネシアも仲介できる実力はなく、現状はウクライナがロシアを打ち負かし停戦を模索するしかない。
wirさん: ブラジルがロシアの招待を辞退することで、G7での立ち位置とウクライナへの支援姿勢を示した。彼らにどうするかを問いかけた。
torさん: ブラジルの仲介はロシアにとって信頼性に欠けるため、現状では戦争は終わらない。西側はウクライナを支援する必要がある。
物言う竜胆: ルラ大統領は中国に止められているのではないか。彼の立場や外交姿勢は信用に足りないと思われる。
sorさん: ブラジルの立場では、ウクライナの戦局が影響を及ぼさないため、ロシアへの配慮が最重要だと考えられる。彼らの動きはカメレオン戦略で生存を計るだけであり、ビジョンは見えてこない。


















