中国、投資銀行幹部も出国禁止 「外資関係者に決定的な不信感を植え付けた」

中国、投資銀行幹部も出国禁止 「外資関係者に決定的な不信感を植え付けた」
※画像はAIで生成されている場合があります。

中国、投資銀行幹部も出国禁止 「外資関係者に決定的な不信感を植え付けた」

ワン氏の出国禁止が、野村の業務に関係しているかどうかは不明だが、投資銀行業界には、大きな衝撃を与えている。というのは、投資銀行は中国が懸命に旗を振っている「外資誘致」政策の鍵を握っており、本来なら歓迎される立場であるからだ。

不動産バブルが崩壊した中国は「経済立て直しには外資が不可欠」とみて、欧州にミッションを派遣するなど、政府を挙げて、誘致キャンペーンを展開してきた。

ところが、一方で、当局は外資コンサルタント企業などを摘発し、現地従業員を拘束するなど、外資弾圧も強めている。矛盾するような習近平政権の動きに、外資関係者の懸念が高まっていたなか、今回の出国禁止は決定的な不信感を植え付ける結果になった。

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