- 第三者がデートに入り込むと、当人同士の「本音」と「自発性」が潰れやすくなります。
- 紹介者への気まずさ・利害が混ざることで、「別れ方」や「選び方」が歪みやすくなります。
- 本当にサポートしたいなら、出会う段取りだけ整えて、あとは2人きりにするのが一番です。
目次
はじめに
29歳インフルエンサー男性が「自称婚活コンサルがデートに同席すると、結婚の質が下がる。なぜならじぶんの意思とは異なる状況にじぶんを操作されてしまうから。例えばおれが紹介してやった後輩をおれに分かる形で酷いふり方できないよな。いちばんいいのはデートの時間と店まで決めてやって、あとは2人だけの時間にしてあげればいい」と語り、ネットでも「それなw」と共感が広がっています。たしかに、出会いの場にやたらと口を出す人がいると、ありがたいどころか地味にストレスですし、別れたくなったときもややこしくなりますよね。本記事では、その主張が的確だと言える“事実5選”を、わかりやすく解説します。
事実5選
第1の事実:「自分で選んだ感覚」がない関係は長続きしにくい!
恋愛や結婚の満足度を左右する大きなポイントが、「自分で選んだ」という感覚です。
人間は、自分の意思で選んだ選択ほど、後から大事にしやすいという心理があります。
ところが、
「〇〇ちゃん、この人が絶対合うから!」「とりあえず1回会ってみて!私が同席するから!」
と第三者が強く介入すると、
- 相手を選んだのが「自分」というより「紹介者」になりがち
- 失敗しても「自分の責任」と感じにくく、学びが薄くなる
- そもそも本気で見極めようという気持ちが弱まる
こうした要因で、関係が浅くなりやすく、ちょっとしたズレで別れやすいのです。
「自分の人生の伴侶を自分で選んだ」という手ごたえがない結婚は、後から不満を抱えやすいと言われます。
だからこそ、「最初のきっかけの段取り」までにとどめて、そこから先の“選ぶ・選ばない”は本人たちに任せるのが、長期的にはいちばん“結婚の質”を高めます。
第2の事実:紹介者の「顔」がチラつくと、別れ方が一気に難しくなるw
引用の中にもありましたが、
「俺が紹介してやった後輩を、俺に分かる形でひどい振り方できないよな」
という話は、ある意味で残酷な現実です。
紹介者ががっつり同席してしまうと、
- 相手と合わなかったときに、正直に「ごめんなさい」と言いづらい
- 変に“穏便な別れ方”を意識して、ダラダラ続けてしまう
- 「紹介してもらった手前…」という罪悪感で、決断を先送りにしがち
結果として、「早めに終わらせた方がお互いのため」というケースでも、ずるずる続いてしまいがちです。
これ、短期的には平和に見えても、長期的には全員にとってマイナスです。
- 当人同士:時間を無駄にしてしまう
- 紹介者:変に板挟みになって疲弊する
- その後の紹介:お互い遠慮して動きづらくなる
「紹介者の顔を立てないと…」が強く働きすぎると、恋愛の主役が“2人”ではなく“3人”になってしまうのが問題なのです。
第3の事実:第三者がいると「盛ってる自分」しか見せられないw
デートに第三者が同席すると、多くの人は無意識に“よそ行きモード”になります。
- 紹介者に「いい感じですね~w」と言われたくて、ちょっと頑張りすぎる
- 本音より「好印象」を優先してしまい、素を出しにくい
- 気まずい沈黙を避けようとして、どうでもいい話で埋める
これでは、
「この人となら、生活していけるか?」
という大事な部分が見えにくくなります。
結婚生活に必要なのは、キラキラした“盛った自分”ではなく、
- 疲れてる日
- 嫌なことがあった日
- なんとなく喋りたくない日
そういう時も含めた「素の状態での相性」です。
ところが、ずっと第三者が仕切ってしまうと、
“その人らしさ”より“場の空気”に合わせた仮のキャラでデートが進んでしまいます。
結果として、「なんか違った…」に気づくのが遅れ、後からギャップに苦しみやすくなります。
第4の事実:第三者の価値観が、“2人の基準”を上書きしてしまう!?
婚活コンサルを名乗る人ほどやりがちなのが、
「年収は最低これくらい」「結婚するなら〇歳まで」
など、自分なりの“正解テンプレ”を押し付けてしまうことです。
もちろん、一般的な目安としてそうした基準が役立つこともあります。
しかし、恋愛や結婚で本当に大事なのは、
- 2人だけの価値観
- 2人だけの優先順位
- 2人が納得できる落としどころ
です。
第三者の基準が強すぎると、
「本当はこの人好きなんだけど、条件的には…」
「コンサルさんが言ってた“いい人像”とは違うしな…」
と、“他人の条件表”で相手を採点するクセがつきます。
その結果、
- 本来なら相性が良かったかもしれない相手を逃す
- 条件は良いけど心が動かない相手を選んでしまう
- 結婚後、「自分で決めた」という感覚が薄く、後悔や不満につながる
というリスクが高まります。
「2人なりの正解」を探すためには、
アドバイスは“材料”として聞くにとどめ、決めるのは2人という線引きがとても重要です。
第5の事実:「段取りだけして、あとは2人に任せる」が最強の支援スタイルw
引用の中でも、
「いちばんいいのはデートの時間と店まで決めて、あとは2人だけにしてあげること」
という趣旨が語られていましたが、これはかなり本質を突いています。
- 日程調整が苦手な2人の間に入って、スケジュールを組んであげる
- おしゃれなお店や、話しやすい雰囲気のカフェを予約してあげる
- ざっくりとプロフィールだけ共有して、「ここからは2人でどうぞ」と任せる
ここまでなら、
「出会うためのハードルを下げる」サポートであり、2人の主体性は残ります。
逆に、
- デートに同席して会話を仕切る
- 相手のことを、その人の前で勝手に解説しすぎる
- デート後に一方だけから詳細な“感想ヒアリング”をして評価する
こういったことをやり始めると、
恋愛が“当人同士のプロジェクト”から“コンサル案件w”に変わってしまうのです。
本当に相手の幸せを思うなら、
- 入口の部分は手厚くサポート
- そこから先の“選ぶ・決める・別れる”は2人に任せる
このバランス感覚が、一番「結婚の質」を高めやすいと言えます。
質疑応答コーナー
セイジ
でも、紹介してくれる人が“この人めっちゃいい人だから!”って推してくれるのは、むしろ安心じゃないっすか??
プロ先生
たしかに、信頼している人のおすすめは安心材料になりますよね。ただ、その「安心」を理由に、自分で考える量が減ってしまうのがこわいところです。「いい人らしいから付き合っとくか」だと、違和感に気づいても我慢しがちです。“紹介は信頼、最終決定は自分”を意識しておけば、安心と主体性のいいとこ取りができますよ。
セイジ
最初のデートだけ3人でご飯して、そのあと2人きりになるパターンならアリっすよね??
プロ先生
そのスタイルも一概にナシとは言いませんが、リスクはあります。最初に3人で会うと、その場のノリで「とりあえずLINE交換しとくか~」となりやすく、本心では微妙でも関係が始まりがちです。もしどうしても同席するなら、紹介者はあくまで“場を作る人”に徹して、2人の評価やジャッジはしないことが大事ですね。
セイジ
じゃあ、自称婚活コンサルみたいな人に会ったら、どこまで頼ってOKで、どこから要注意なんすか??
プロ先生
目安としては、「出会いのきっかけや、プロフィール整理、店探しを手伝ってくれる」までなら頼ってOKです。一方で、デートに同席したがる」「相手のことを点数化したがる」「自分の“正解パターン”を押し付けてくる」こういう傾向が強い人は要注意です。
まとめ
- 第三者がデートに深く入り込むと、「自分で選んだ実感」が薄まり、結婚の質が下がりやすくなります。
- 紹介者の顔や価値観がチラつくと、「別れ方」や「選び方」が歪み、全員が消耗しがちです。
- 本当に役立つ婚活サポートは、「段取りまで整えて、あとは2人だけに任せる」スタイルがいちばん強いです。

















